イケナイ 恋 ?

イケナイ 恋 ?

👑 × 🍵 ( 多分 、

start

ぼんやりと車の窓から見える景色を見る .

引越し ､ したくなかったな 、、、

バックミラー越しに映る 俺の不満そうな顔を見て 、 言う

お父さん 、 こんな息子でごめんね

… 家 、 広いなぁ

もう 、 あの日から10年経ったんだ .

昔は海って言ってたけど 、 実際は川とかなのかな

昔 、 よく実家に行くと必ず行っていた場所

あの子 … 昔ここで毎日のように遊んでた子

海の奥にとある古い屋敷がある

って 、 あの子が言っていた

もしほんとにあったら スケッチでもしようかな 、

こんな奥にあったんだ …

綺麗な黄色い目だな

黄色い髪の先に少しサーモンピンクが入っている

そして ､ 左耳に着いている3つの銀色のピアスが太陽に反射して光っている

眉間にシワを寄せ 、 俺の顔をまじまじと見る

俺はつい 、 恥ずかしくなってしまい顔を赤らめる

昔よく遊んで居たあの子 … が こさめと言う名前

雨乃こさめ

こさめちゃん … そんな話一回もしてなかったな

そこから 、 色々な話をしていたらもう夕方になっていた

そして 、 いつの間にかあなたの笑顔に見惚れていた

いつも通り 、 楽しい話をしてもう1週間が経った

けど 、 この日を境目にみこちゃんは来なくなった

みこちゃんに会いたい ､

ｺﾝｺﾝｺﾝ

… みこちゃんのところ ､ 見てから帰ろうかな

あ ､ 手紙 … ?

すちくんへ 最近会えなくてごめんね ちょっと家の用事で行けなかったんよね それでお願いがあって ､ 今日の夜8時になったらここに来て欲しい

時計の針が午後7時30分を指す

いつものダボダボな服じゃなくて 、 白のスーツを着ている

内心焦りながらもみこちゃんから貰った服を着る

2人とも顔を赤らめ 、 しんみりした雰囲気の中 鐘がなる

~ ~ ~ ♪

とても ､ 優雅な音楽と 豪華なドレスとスーツを着た人達が踊っている

何もわからないまま ､ 頭に出てきた単語を並べて言う

ちゅ っ

ちゅ っ

ちゅ っ

がちゃ

あの後 ､ 家に帰ってみこちゃんの絵を描いていた

いつの間に寝落ちしてたんだ

みこちゃんの噂

王様からとある女性との結婚を求められたが ､ 好きな人がいると言う理由で断った

また ､ その好きな人は男性だった

という噂

そのみこちゃんの結婚相手が俺に似てるらしい

緑の髪に ､ 黒のメッシュが入ってて

赤い瞳

薬指にある黄色の指輪

それを天井の明かりに反射する

けど 、 あの後いつもの場所に行ったらみこちゃんは居なく

あのお城も無くなっていた

綺麗な黄色い目

𝑒𝑛𝑑