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手毬
【53話】
日常国城内のホール
しにがみ
(えっと、マイクの電源は…)
しにがみ
ｶﾁｯ(電源を入れる
しにがみ
「…それでは始まりました！」
海珀
ｽﾀｽﾀ…(壇上に上がる
しにがみ
「第1回、空澄手毬王！」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ(拍手と歓声が起こる
手毬
(…どうしてこうなった)
しにがみ
ｽｯ…(マイクを手渡す
透弥
ありがと。(小声
透弥
「選手はこちら」
透弥
「黒井乃蒼さん、琴海珀さん！」
クロノア
ﾍﾟｺｯ(会釈
トラゾー
「では…それぞれに意気込みを聞いてみましょうか」
トラゾー
「我らが総統クロノアさん、どうぞ」
クロノア
ｽｯ…(マイクを受け取る
クロノア
「えー…総統たるもの、皇女のことには誰よりも詳しい自信があります」
クロノア
「絶対に負けません。」
ぺいんと
「おぉ〜…流石は総統ですね」
ぺいんと
「では次に、海珀さん」
海珀
…ｽｯ（マイクを受け取る
海珀
「私は手毬さんの嫁です。」
手毬
(嫁になってる！？)
海珀
「負けるなんてありえません。」
手毬
(え、てことは私が旦那…？)
透弥
「両者強気ですね〜」
しにがみ
「それでは本題に入りましょうか」
しにがみ
「出題者、トラゾーさんお願いします」
トラゾー
「はーい。」
トラゾー
「…第1問！」
ﾃﾞﾃﾞﾝｯ！(SE
手毬
(なんだこの効果音)
トラゾー
「手毬が好きn」
海珀
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝｯ！(ボタンを押す
ぺいんと
「おっと海珀氏速い！」
海珀
「2つに割って食べるタイプのアイス。」
トラゾー
「正解です！」
しにがみ
「手毬氏の好きな食物は、2つに割って食べるタイプのアイスです！」
手毬
なんで今ので分かるんだよ！
手毬
問題全部言い終わってなかっただろ！
透弥
「海珀氏に、1点が追加されました」
クロノア
…
ぺいんと
「先手を打たれましたね〜」
手毬
(先手of先手よ)
トラゾー
「第2問！」
トラゾー
「手毬が好きn」
クロノア
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝｯ！(ボタンを押す
クロノア
「…ココア。」
しにがみ
「正解っ！」
透弥
「手毬氏の好きな飲み物は、ココアですね」
手毬
今のじゃ絶対分からなくない！？
手毬
変わんなかったよね！？
トラゾー
「因みに、得点は各1点です」
ぺいんと
「ここで同点！」
トラゾー
「第3問」
トラゾー
「手m」
クロノア
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝｯ！(ボタンを押す
しにがみ
「クロノアさん手早い！」
クロノア
「毎晩寝る前、今日あった楽しい事を思い出して日記に書いている」
透弥
「正解！」
海珀
ぐっ…
手毬
mまでしか言ってなかったじゃん！？
手毬
てかなんで知ってんだよ！
ぺいんと
「ここでクロノア氏が追い上げて来ました！」
透弥
「もう1回ほどの連続得点がないと、勝つのは厳しいですかね〜…」
その後もクイズ大会は続き…
トラゾー
「ラストの問題！」
海珀
…
クロノア
…
トラゾー
「手まr」
海珀
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝｯ！(ボタンを押す
海珀
「実は未だに、雷が苦手で」
海珀
「雷が鳴ってる最中は眠れない」
しにがみ
「おぉ！正解です！」
手毬
それもなんで知ってんの！？
手毬
ってか、ここで言うな…//
透弥
「得点は…」
ドラムロールの音が入る
手毬
(どこでこの効果音を用意したんだ)
トラゾー
「同点です！」
海珀
えぇｯ！？
クロノア
いやまぁ、10問だったからね…
手毬
せめて奇数で準備しろ！
ぺいんと
「…壇上で火花が散っています！」
手毬
(散らせたのお前らな)
海珀
…お願いです、手毬さん
手毬
え、え？
海珀
私と結婚して下さい！
観客達「おぉーｯ！(ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ」
手毬
なっ…！？
手毬
今回はここまで
手毬
ありがとうございました！
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