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午後4時半、 だれもいない放課後の教室に 優奈は居た。
優奈
優奈
現在高校三年生の優奈は 志望大学合格に向けて猛勉強していた。
優奈
???
暗そうな雰囲気の男子生徒が 「ガラガラッ」 と言いながら教室に入ってきた
優奈
安倍
安倍
安倍はガラガラと言いながら 教室内を時計回りに歩き始めた。
安倍
安倍
安倍
優奈
安倍はうがいをする振りをしながら 黒板に何かを書いていた。
優奈
優奈は困惑しつつも 安倍に目を奪われていた。
安倍
優奈
安倍
優奈
安倍
優奈
安倍
優奈
安倍が突然放った小林製薬のタフデントに 優奈は思わず声を出してしまった。
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍は独り言を言いながら 優奈に近づいてきた。
優奈
安倍
優奈
安倍
安倍
優奈
優奈
安倍
安倍
そう言うと安倍は 「UberEATS」と書かれたリュックを 優奈の机に置き、チャックを開けた。
リュックの中には熱々の酸辣湯麺が なみなみと入っていた。鼻を突くような鋭い酢の香りに思わず顔を歪める。
安倍
優奈
優奈
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍は早口でブツブツと呟き、 どこかに電話をかけ始めた。
安倍
そう言うと安倍は持っていたスマホを 満面の笑みで床に叩きつけた。
優奈
安倍
安倍
優奈
優奈
優奈
優奈は足早に教室を出ようとした。
安倍
優奈
安倍
安倍はどこかで聞いたことのある言葉を並べて、優奈の前に立ち塞がった。
すると校庭の方から「あっ!小林製薬!」と耳馴染みのある声が聞こえてきた。
安倍
優奈
耳馴染みのある声は徐々に近づき、どんどんと大きくなっていった。
安倍
ガラガラッ!
勢いよく教室の扉が開くと、 白衣の研究員が数十名入り込んできた。
安倍
研究員
優奈
安倍
優奈
安倍
研究員
安倍
研究員
年配の研究員の一言で、 大柄な研究員が優奈に近づいてきた。
優奈
優奈
大柄な男に力で勝てるはずもなく、 優奈はあっさりと捕まった。
安倍
優奈は首を横に振った。
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍
安倍
優奈
口を塞がれた優奈は、 ンーと音を出す事しか出来なかった。
安倍
安倍
安倍は入れ歯を外し、1本の歯も無い まっさらな口内を見せつけてきた。
舌を出したり、うねうねと動かしたりして 口の中に涎を溜めている。
優奈
安倍
安倍
入れ歯を外した事を忘れて話そうとした安倍は、その事がツボに入ったようでひとしきり笑っていた。
研究員
研究員は何やら仰々しい機械を 熱々の酸辣湯麺の中から取り出し、優奈の頭に取り付けた。 口が無理矢理拡げられ、優奈の歯は全てむき出しになった。
安倍
優奈
研究員
研究員は手元のスイッチを押した。 すると優奈の頭に取り付けられた機械から 32本のアームが伸び、それぞれの歯にガッチリと固定された。
研究員
研究員は別のスイッチを押した。 その瞬間、優奈の全32本の歯は寸分の狂いもなく同時に抜かれた。
優奈
全ての歯が同時に抜ける痛みは、 金玉を8個同時に潰された痛みと同等だと言う。
安倍
研究員は泣き崩れる優奈の頭から機械を取り外した。
安倍
安倍は入れ歯をはめ、懐から何やら箱のようなものを取りだした。
安倍
安倍
安倍
安倍は満足気に帰って行った。
教室の黒板には大きく
ガキの使いやあらへんで チキチキ きき入れ歯
と書かれていた。