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海愛
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#お友達探し
けいか🎼
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コメント
1件
うわぁ……この回、胸が痛すぎますよ……。らんくんが「俺の場所だった」って泣くところ、本当に切なかった。中学の回想と今の保健室の対比が残酷で、特等席を奪われた悔しさがひしひし伝わってきました。 でも最後の「認めない。絶対、認めないから」って決意に燃え上がるところ、らんくんの執着の強さが逆に眩しかったです。なつくんの無意識な優しさもまたズルいよなぁ……この三角関係、続きが気になりすぎます!
昼休み前 生徒会室へ向かう廊下で、抱えていたプリントの束をぎゅっと握りしめる
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
桜井らん
足がピタッと止まる。心臓がドクンッと嫌な跳ね方をした
桜井らん
脳裏に嫌でも焼き付いているのは、昨日の放課後の光景
土砂降りの中、俺の差し出した傘を強く叩き落とし、ずぶ濡れのまま走り去っていったいるまの背中
桜井らん
桜井らん
胸を強く締め付けられるような激しい罪悪感が押し寄せてくる
桜井らん
桜井らん
桜井らん
桜井らん
一刻も早くいるまの顔が見たい、無事か確かめたい
そして……「ごめん」って言いたい……っ!
昼休みの保健室
カーテンで仕切られたベッドの横で、パイプ椅子に深く腰掛け、ガラガラ声で息を吐く先輩を見下ろしていた
暇崎なつき
東雲いるま
布団を頭までかぶって、熱で頬を真っ赤に染めているまが弱々しく睨み返してくる
暇崎なつき
東雲いるま
暇崎なつき
俺はため息をつきながら汗ばんでおでこに貼り付いていた黒髪を、サッと指先でかき分けてやる
スッ……
東雲いるま
暇崎なつき
東雲いるま
暇崎なつき
お前がどれだけ過去に縛られてようが、どんな傷を抱えていようが……
今、この場所でお前の隣にいるのは俺なんだよ、いるま
保健室の前の廊下
桜井らん
隙間から覗いたその瞬間、俺の言葉は喉の奥で凍りついた
暇崎なつき
東雲いるま
ベッドの横に座るなつの手が、いるまの熱い頬を愛おしそうに優しく撫でている
俺が近付くだけで鋭い刃物みたいな視線を向けて、冷たく追い払うはずのいるまが──
なつの手に嫌がる素振りもせず、気持ち良さそうに目を細めて頬を寄せている
桜井らん
頭の中が真っ白になる
脳裏に激しく蘇るのは、中学時代のあの思い出
中学2年の秋
放課後の雨上がり、俺はいるまの部屋のベッドの脇で、小さくため息をついていた
桜井らん
ベッドの上で、熱で真っ赤な顔をして荒い息を吐いているいるま。
部活の最中に突然倒れたらしく、俺が必死に背負ってここまで運んできたんだ
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
俺は洗面器の水でぎゅっと絞ったタオルを、いるまのおでこにそっと載せた
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
桜井らん
俺がまっすぐ目を見てそう言うと、いるまはついに諦めたように力を抜いて、小さく吐息をついた
東雲いるま
東雲いるま
力なく握ってくる、熱い手。
そのまま、安心したようにすやすやと寝息を立て始めたいるまの顔を見つめながら、俺は優しくその髪を撫でた
桜井らん
弱っているまの横顔を、一番近くで見守るこの特等席
誰にも渡したくない、俺だけの宝物だった──
桜井らん
頭の中で、そんな物分りのいい生徒会長みたいな言葉を呟いて、優等生ぶって自分を納得させようとした
……でも、無理だった。そんな綺麗事、何一つ思えなかった
桜井らん
胸の奥が、力任せに引きちぎられるみたいに痛い
痛くて痛くて、声が出そうになる
桜井らん
桜井らん
桜井らん
桜井らん
旧校舎の踊り場
冷たいコンクリートの壁に背中を預け、そのまま膝から崩れ落ちるように座り込んだ
桜井らん
プリントをぎゅっと胸に抱きしめたまま、俺は声を押し殺して泣いた
悔しい。悲しい。惨めで、胸が張り裂けそうなほど苦しい
いるまの隣で、優しく微笑んでいたなつの顔が頭から離れない
あの場所はもう、俺のものではないのかもしれない
俺が手を伸ばしても、二度と届かない場所なのかもしれない
だけど──
桜井らん
ぐしゃぐしゃになった顔を制服の袖で強く拭う
涙で真っ赤になった俺の瞳の奥で、静かに、けれど激しい炎が燃え上がり始めていた
桜井らん
なつきに奪われた特等席も いるまが「お前のため」なんて勝手な理由で壊した俺たちの過去も
全部……全部俺が力ずくで取り戻してやる
桜井らん
桜井らん
踊り場の窓から、雨上がりの眩しい太陽の光が差し込んでくる
俺はプリントを強く握りしめ、二度と折れない心で、真っ直ぐに前を見つめた──
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼