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見るの遅れましたあああああああー!国語の成績が悪いわたしにはあまりよく理解できなかった。ですがなんとかわかるナチかわいそう、でもねそれもいい(変態)続楽しみにしています!!!!!!!!!ナチどうか助かって!
ソ連のナチに対する本当の気持ち?が、えぐいほど歪んでて好きですっ!!
物語の中では黒い空間、でも背景は真っ白で、空白が多く、ぽつぽつと事が起きているように見える。 それがソビさんの…『ソビエト』の感情を表しているようで切ないです。 …でもそれがいいっっ!!!!(大声) 今回も神作、ありがとうございます✨✨続きも楽しみにしております…!
注意
※この話には、強要場面が含まれます
およびこの話からは残酷表現、流血表現などの描写が含まれていきます
苦手な方はブラウザバックを推奨します
ずきり
腹部に重い激痛を感じ、意識が覚めていく
ナチス卍
やけに掠れた声が喉から漏れた
うっすらと瞼を上げていく
どうやら俺は長い間寝ていたらしい
この、訳の分からない空間で
あたりはどこを見渡しても”黒“に染まっていた
そして俺は、真っ黒にぬかるんだ床に、寝転んでいたみたいだ
起きあがろうとして上半身を起こすと、
黒く粘りのある液体が、体に纏わり付いてきた
ナチス卍
試すように恐る恐る床から手を離すと、
粘着するように、どろどろした”それ“は、俺の手にまとわりついた
同時に、特有の鉄臭い匂いが、俺の鼻をくすぐる
これは……何度も戦場で嗅いだことがある
ナチス卍
思い浮かぶのは、ソビエトから大量に流れていた”黒い“血
これは、ソビエトの血というのか?
床一面、いや、空間一面に広がる”黒“
残念なことに、俺はソビエトに殴られた後の記憶がない
つまり、あの後俺がどうなったはわからないのだ
ぴちゃり
液体がかすかに跳ねる音が、静寂を支配した空間に、儚く響く
ナチス卍
ナチス卍
ソビエト
そいつは俺を視界に入れるなり、にっこりと歪に微笑んだ
ソビエト
ナチス卍
ソビエト
ソビエト
悲しげに、ぐちゃぐちゃと渦巻く黒い瞳が、ゆらりと揺れる
ナチス卍
本当に、苦しげで、悲しそうで、今にも泣き出してしまいそうな顔
”俺の知る“ソビエトはこんな表情はしない
ナチス卍
ソビエト
ソビエト
ナチス卍
???
突如、後ろから聞き慣れた声が通り抜ける
ナチス卍
ナチス卍
振り向いた先には、ソビエトの血であろうどろどろとした壁に、固定され、
両手両足を縛られた正真正銘、ソビエト社会主義共和国連邦がいた
ソビエト
ナチス卍
ソビエト
ソビエト
一体何をいっているのか、俺には全く理解できなかった
ソビエトはそうとだけ淡々というと、苦しそうに目を伏せた
ソビエト
ソビエト
ソビエト
ソビエト
ソビエト
ナチス卍
ナチス卍
ソビエト
ナチス卍
なっていはいけない
ソビエト
ソビエトは苦しそうに目を背ける
ナチス卍
誰にも聞こえない声量で、自分に暗示をかけるように言い聞かせる
彼の方のためなら、おれは、いや、わたしは
ソビエトの恋心だって
たとえ仲間の絆でさえも、
利用しなければならない
結局は消え去るものなのだから
ナチス卍
ナチス卍
鼻で笑うと、俺は目の前のそいつを睨みつけた
これが、わたしのあるべき姿なのだから
ソビエト
静かに目の前のソビエトは、鎌を握りしめる
ソビエト
腹の傷が、ずきりと再び痛んだ
ナチス卍
そこで俺の言葉は途切れた
ソビエトは俺の顎を掴むと、無理矢理顔前に引き寄せると、
強引な口付けをした
ナチス卍
同時に、生暖かい液体が、俺の口内を侵食していく
” 血 “ だ
ソビエト
ソビエト
ソビエト
視界の端で、そびえどの足が貫かれるのが見えた
だが、それどころではない
息ができない
代わりに、 脳が何かにぐちゃぐちゃにかき混ぜられるかのような感覚に蝕まれていく
ソビエトの恍惚とした瞳が、嬉しそうに苦しむ俺を捉えて離さなかった
侵攻
ソビエトがそう呟くと共に、
おれは人形のように、ぷつりと地面に崩れ落ちた