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書き直しました。11/27
フォロー失礼します🙌💞
整った顔立ち
話しているときは可愛らしいのに
どこか儚い
ミステリアスなプライベートも。
俺は彼の全部を知りたかった
俺には「推し」がいる
美兎紫音、という俳優さんだ
高いルックスと落ち着いた声
始めて見たときは綺麗な人だとしか思わなかったが 今は見事に沼にハマってしまっている。
彼の出る番組は全部見るし。
何かの縁で、知り合いになれたら〜なんて
インタビューではあまりプライベートを喋らず
そんなところがまたいい、なんても言われていた
それでももっと彼を知りたいと思った。
調べていくうち彼には「ヤリチン」という噂があることを知った
昔に複数の女性との関係でのスキャンダルを起こしており
それが発端だと思われた
自分が彼に特別な感情を抱いていたのもあり
信じたくなんてない。
信じはしなかった
そんなわけ、なんて思いながらも不安になる。
ファン、という立場を忘れてしまいしうだ。
平日の朝。
自分は高校生で、一人歩いて学校に行く
昨日は彼が表紙雑誌の発売日で、 昨日何回も読んだはずなのに読みたくなって 歩きながら少し眺める。
ふと、目に入る
人気のない通学路にたつホテル
自分は童貞だから関係のないものだと一瞥して
それでも、目立つ外見をしているから、毎日目に入ってくるのだ。
橙瑚
そして、見てしまった。
なかなか早朝だったし
周りに人は居なかった
そのためとバッチリ目があう
橙瑚
状況が読み込めずに動けないでいると
やば、みたいな顔してこちらへと近付いてくる
紫音
え、本人??!!!
橙瑚
思わず変な声が出てきてしまう
紫音
橙瑚
紫音
紫音
橙瑚
紫音
推しから直々のお願い
その破壊力に倒れそうになりながらも
橙瑚
紫音
一安心したかのように胸を撫で下ろす。
いや、推しが前にいるんだぞ!?
勇気を!!
出すんだ!!!
橙瑚
紫音
橙瑚
紫音
紫音
橙瑚
紫音
紫音
橙瑚
橙瑚
俺はカメラを構える
ラブホ辺りもしっかり映して。
紫音
嵌められた、みたいな顔をする紫音さん。
紫音
紫音
橙瑚
緩む口元を見て彼は溜息をつく
半ば脅しみたいになってしまった
が
推しとLINEを交換出来た
これは夢なのか、今日が命日なのか 明日地球が滅亡するか。
紫音
橙瑚
去って行く後ろ姿を見送る
見えなくなった途端現実だったのか分からなくなった
LINEを開くと見覚えのないアカウント
「美兎紫音」
公式ラインでもなんでもない
現実だった証拠
ちょっと強引すぎたかもしれない、と自分を反省
橙瑚
ホテルからでてきた、という事はつまり
なにかよからぬことをやっていたのであろう
あの噂は本当だったのか
苦しさと嬉しさ
心のなかで混ざり合う
推しへと近づく一歩を踏み出せた。
よし、と拳を握りしめ学校へ向かうことにした