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紅優
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境界局本部。
中央広場での発表から数日。
白狐 颯。
彼の立場は少し変化していた。
以前。
「新人」
「候補」
そう呼ばれることが多かった。
しかし。
王骸級戦。
そして正式な第十二席候補認定。
局員たちの視線は確かに変わっていた。
訓練場。
颯は一人で木刀を振る。
第一剣技。
《断歩》。
踏み込み。
停止。
もう一度。
白狐 颯
何度も繰り返す。
王骸級戦で感じたもの。
力が足りなかった。
経験も。
実力も。
まだ十二席には届いていない。
その時。
背後から声。
赤橙 唯《蒼祈》
振り返る。
蒼祈。
唯だ。
白狐 颯
赤橙 唯《蒼祈》
颯は少し笑う。
白狐 颯
唯は首を傾げる。
赤橙 唯《蒼祈》
颯は少し考える。
そして。
白狐 颯
その答えに。
唯は少し嬉しそうに笑った。
赤橙 唯《蒼祈》
赤橙 唯《蒼祈》
同時刻。
研究区画。
怜がデータを確認していた。
画面には。
十二席全員のデータ。
その中で。
一つだけ。
異常な数値。
《白狐 颯》
愛水 怜《無刻》
そこへ。
《静界》
博が来る。
灰渕 博《静界》
怜は首を振る。
愛水 怜《無刻》
愛水 怜《無刻》
画面を見る。
愛水 怜《無刻》
言葉を止める。
灰渕 博《静界》
愛水 怜《無刻》
愛水 怜《無刻》
怜はデータを閉じた。
午後。
十二席会議室。
今回の議題。
《王骸級戦闘後の対応》
碧泉 海翔《黒雨》
静かな一言。
碧泉 海翔《黒雨》
碧泉 海翔《黒雨》
桃園 天音《灯火》
全員が頷く。
その中。
颯は少し離れた場所で聞いている。
まだ。
この輪の中ではない。
会議終了後。
風雅が颯を呼ぶ。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
二人は屋上へ向かう。
風が吹く。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
突然の質問。
颯は少し考える。
白狐 颯
白狐 颯
風雅は黙って聞く。
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
風が吹く。
そして。
颯は続ける。
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
風雅は静かに目を閉じる。
緑龍 風雅《白夜》
その瞬間。
初めて。
風雅は颯を。
ただの候補ではなく。
一人の戦士として見た。
その夜。
地下第五封印区画。
特別封印庫。
黒核。
ドクン。
ドクン。
黒い粒子が広がる。
しかし。
今回は違った。
黒核の前。
誰もいないはずの場所に。
一瞬だけ。
颯の姿が映る。
「境界」
「次は、お前自身が選べ」
そして。
黒核は静かになる。
翌朝。
境界局に緊急警報。
《異骸級残滓》
《複数同時発生》
十二席出動。
そして。
今回は。
颯にも出動命令が下る。
龍樹 琥珀《葬列》
颯を見る。
龍樹 琥珀《葬列》
少し間。
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
少し嬉しかった。
コメント
5件
dnは最初は居場所を求めていた感じだったけど今ではみんなに追い付くために頑張ってるんだな、最初と面構えが全然違うの最高すぎます! jpさんもdnの話を静かに聞いて内心嬉しいのかな? 続きを楽しみに待っております!
面白かったです!もうちょっとで新人呼びじゃなくなるのか、楽しみです!続き待ってます!