どこかに誰かがいて
どこかに誰かがいなくて
……そんな
間で
何かをしていた
リボルト
お兄ちゃん〜!
リボル
どした?
リボルト
あのね、僕、大人になったらお兄ちゃん守るんだ!
リボル
は…何言ってんだ
リボルト
?
リボル
お前は守られる側だ
リボルト
(*´・д・)エェェ~
リボル
お兄ちゃんが守ってやる
リボルト
うん!
リボルト
絶対守ってね!
リボル
おう!
その絶対が
…どこかに消えた
あの日…
弟に会うのをやめた
リボル
……レオ……?
そう
弟の名前はレオ
……ま…お父さんがつけた名前だ
リボルト
……
リボル
レオ!レオ!
リボル
起きろ…ポロポロ
リボル
なんで…ポロポロ
レオ!
またこれで絶望を見た
……もう嫌なんだよ
知ってるだろ…
なぁ
リボル
な…なぁ
ハル・ブリビア
?
リボル
その…大人になったら、結婚してほしい!
ハル・ブリビア
私も!
リボル
ほんとか!?
ハル・ブリビア
うん!
リボル
絶対幸せにするからな!
ハル・ブリビア
幸せにしてね
まただ
また
絶対って
嫌だ嫌だ…
お母さん…なんで
ハルちゃんも…
そうだ…
お母さんが死んだのは
あいつのせいだ
あいつが産まれなければ…産まれなければ
お母さんは……お母さんは…ポロポロ
生きてたはず……なのに…
リボル
もう…全員のことどうでも良くなった……
みんな死んで
みんな消えて
たった1人
生涯孤独さ
リボル
あーあ
リボル
なんにも考えられねー
リボル
みんな死んだ
リボル
……
なんだそんなもんか
何かが壊れるほど頭が狂った
あーあ
何も考えられねー
頭から血が出るほど
暴れた
……もし
誰か1人でも
生きてたら…
……なんて
夢か