あなたのことが好きです。

※アンチはお下がりください🙇‍♀️

※誤字、脱字がある可能性があります

※死に関する表現、嘔吐のシーンがあります

ではどうぞ😊

だ···れっ？

ｶﾞﾊﾞｯ

僕の名前は、栗花落神楽(ﾂﾕﾘｶｸﾞﾗ)。

平凡な高校2年生。

俺には、抱えている病があった。

花吐き病。正式名称は【嘔吐中枢花被性疾患】。花を吐く病だ。

片想いを拗らせた時に、ごく稀に花吐き病を起こしてしまうことがある。

治療法は、存在しない。ただ、その相手と両想いになれば白銀の百合を吐いて治ると、都市伝説で言われている。

吐いた花を触ったら感染する。花吐き病は大正、それ以上の年代から存在した。

だが、現代ではあまり見かけないらしい。

そして、この僕の花吐き病だ。

誰に片想いをしているのか分からない。でも、花吐き病になるってことは誰かの事が好きなんだ···そう感じている。

今日も、花を吐く。

この人は春夏秋冬一花(ﾋﾄﾄｾ ｲﾁｶ)。僕の友人。

不良で、ヤンキーだけどすごく優しい人。僕の大事な友人。

この人は一ノ瀬桜花(ｲﾁﾉｾ ｵｳｶ)。僕の友人。

すごく可愛くて、学校中からモテている。

昼休み。

僕は、花吐き病だって事を2人にもクラスのみんなにも話していない。

話したところで、治るわけじゃない。

僕の、事を知られたくない。

ﾋﾟｶｯ✨️

あなたに会うまでは···。

ﾄｻｯ

【名前】栗花落神楽 【性別】男 【年齢】16歳 【職業】魔法使い 【レベル】60 【体力】100【魔力】6000 【スキル】魔法攻撃、魔法耐性

僕、異常？

ｻﾞｻﾞｯ

【あなたは運命の戻りし者です。ここで生きていた形跡があるため、レベル共に魔力は受け継がれています。レベルのことは内密に。魔力を出さないよう、注意してください。】

どういう事なんだ！？

僕は日本生まれ、日本育ちだ！ここに来た覚えはないし、ここの世界のことなんか何も知らない。

ﾂｷﾝｯ

何っ、この痛みっ！怖いっ！痛い！

嫌だ。吐きたくない。

ここで吐いたら、ダメなのにっ！

なんで、あの人を見たら···。

だれ、なのか分からないのに···気持ちが高ぶる。

会ったことあるかのように、見覚えがありそうで···なさそうで。

声も、何処かで聞いたことがある。

誰、なのっ。

【ピンクのマーガレット】 真実の愛