陸
あーあ…ったく暇だなぁ…
律
ちょ、ちょちょ待ってください、!!
陸
(自分ではないと思い、その場を去ろうとする)
律
ちょ、!え??いやいや呼んでますよね?!
陸
…は?(後ろを振り返る)
律
は?っじゃないんですよ!それより、あの…
陸
(律の顔をじーっと見つめていると突然鼻血を出してぶっ倒れる)…ビジュ良、、
律
はー!?!?なんでいきなりぶっ倒れるんすか!しぬほど意味わかんない展開すよ!!起き上がれ!このあんぽんたん!
陸
悪い悪い…てかお前誰だよ?うちのクラスにお前みたいな女居たっけ…
律
隣のクラスの雨宮律といいます。てか男ですよ。
陸
あー…まあ多様性だもんな。今の時代。
律
は??いやいや普通に体も男です
陸
は?
陸
んなわけ…
陸
(律の胸元を見る)…ホントだ。
律
その確認の仕方は普通に胸ない女性にも失礼ですからね。ぶっ叩かれますよ。
陸
てか、なんでお前みたいな美人野郎が俺に声かけるんだよ。ナンパか?やめろよ。
律
1人で話を広げすぎです。ナンパじゃありません。
律
ハンカチ…落としてたんで。
陸
それだけのためにか?
陸
ふん、頭にマシュマロでも詰まってんじゃねーのか
律
頭に草と泥水しか詰まってなさそうな人間に言われたくありません。
陸
ふん、それほどでも
律
褒めてないです。
律
あ、あと好きです。
陸
おめえさては詐欺師か…!?
律
え告白しただけでこんな言われるんすか
律
ハンカチも告白するための口実ですよ。
陸
よし、付き合ってやる
律
話がくそ早くて助かります。
律
ですが、流石に会ったばかり。貴方もオレのことをよく知らないでしょう。
律
なので7日間だけオレにください。それからお返事をお聞かせ願います。
陸
えー…めんどくさ。
律
あんまこの状況でそうなるやついませんよ。
陸
それって今日含めた7日か?それとも明日からの7日か?
律
そんな質問するやつもいません。明日からの7日です。
陸
おっしゃ、美人とデートするチャンス来たー!!
律
顔が良ければ誰でもいいんだなほんと…
律
それじゃ、今日からは放課後も一緒に帰りましょう。
陸
おけおけ
律
本当にちゃんと話聞いてんのかこの人……