"俺は何時まで女のフリを続ければいいんだろう"
ふとそんな疑問が脳裏を過ぎった
毎日鏡の前に立って長い時間をかけて化粧をしたり。
女物のバックや服や靴を買って身につけたり。
正直もう、疲れた
有栖 光
俺は湯船をばしゃんと拳で叩いた
お湯が跳ねて俺の顔にかかる
全てが嫌になって全身を湯船に身を沈めた
有栖 光
風呂から出るとスマホに1件の着信履歴が入っていた
番号に見覚えは無い
怪訝に思いながら折り返しの電話をかけた
5回目のコール音でやっと相手が出た
蘭
有栖 光
声は数時間前にも聞いたあのクソ客の声と同じだった
こいつ……!どうやって俺の番号を手に入れたんだ!
有栖 光
有栖 光
有栖 光
"アキノ"の声で対応をする
これで相手も俺が誰か分かっただろう
蘭
蘭
有栖 光
蘭
有栖 光
有栖 光
蘭
蘭
有栖 光
蘭
!!!
行方不明、って………
蘭
有栖 光
蘭
有栖 光
蘭
有栖 光
有栖 光
有栖 光
有栖 光
妹の居所を。
続く
コメント
4件
わーーァァぁあ!?!? 今回も最高すぎ🥺🥺🥺🥺🥺😘❤