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入学式当日
なっしー
初日から遅刻ギリギリで駆け足で学校に向かっている。
パサッ(ハンカチを落とす)
!
なっしー
あの子
なっしー
あの子
あの子
深く頭を下げられる。
彼女が顔を上げたらちょうど雲から太陽が顔を出した。
彼女に日光が激しくあたった。
彼女の綺麗な茶色の瞳はオレンジに。
髪の毛が風に揺られていた。
なっしー
なっしーがみとれていると彼女は
あの子
あの子
と言い走り出してしまった。
太陽が出た瞬間女神のようになった彼女
なっしーは鼓動が早くなっていくのを感じた。
初めての感情。
なっしー
一目惚れをしてしまった。
ここがなっしーのクラスか。
あのあとは彼女を追うように学校に向かった。
なんか窓辺が騒がしいな。
めっちゃかわいい!
ガチで美人
サッカー部のマネージャーにならない?
なっしーは無視して席に座ってしまった。
話しかける勇気が無いため、読書を始めてしまった。
気づいたらなっしーの周りには人だかりが出来ていた。、
なっしーは驚いて顔を上げる。
そしたら、
あの子
さっきの子が前に座っていた。
あの子
あの子
コクリ(頷く)
また鼓動が早くなる。
あの子
あの子
また頷く
なっしー
心臓の音がうるさくなっていって声が聞こえなくなる。
会話ができないままだった。
長かった入学式が終わった。
校長先生の話は途中から聞き流してたし
先生の話なんて最初から聞く耳を持ってなかった。
でも唯一しっかり聞いてた話があるんだ。
あの子が話し出した瞬間、
いや、あの子がステージに上がった瞬間に
歓声が鳴り響いたんだ。
みんな目を輝かせて口にするんだ。
美人だって。
天使だって。
確かになっしーもそう思ったんだ。
今朝は誰かの命を救ったのかなってぐらい光に満ち溢れてた。
きっと前世は天使なんだよ。
?
なっしー
?
?
ちょっとまって告白してるー!?!
しかも一目惚れか...
あの子
あ、あの子
あの子
あの子
あの子が告白されてたんだ。
そういえば解散したあとに何人かの男子に用事があるとかで呼び出されてたっけ。
全部告白なんだろうな。
入学早々輝いてるな...