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夏休みが始まる頃
私たちは少しずつ、高校を卒業していった
あの日から、蒼はよく、 意味不明なことを言うようになった
そして私は、毎回そのたびに振り回されてばかりだった
あの日は―卒業旅行、みたいなものだったのかな。
部屋はめちゃくちゃで、ソファには人がぎゅうぎゅう。 ゲームしてる人もいれば、ぐったりしてる人もいた。
澄
澄
蒼
そのまま蒼、寝ちゃって
澄
澄もつられて、うとうと
気づけば、ふたりの頭が自然と、そっと寄り添っていた
翌朝。 グループチャットが爆発した
クラスメイトA
クラスメイトB
澄
澄
蒼
そのあと、私たちはそれぞれ別々の大学へ
簡単には会えない距離になった
その日
蒼の誕生日だった
澄
澄
澄
蒼
蒼から送られてきたのは 澄からあげるのプレゼントを鍵につけた写真だった
蒼
澄
蒼
蒼
澄
蒼
澄
澄
澄
蒼
澄
蒼
澄
蒼
澄
蒼
蒼
澄
蒼
その日は澄の誕生日だった
澄
蒼
澄
澄はレジに向かおうと立ち上がったら
蒼が横に来て、澄の財布を持つ手を押さえた
蒼
澄
蒼
そのまま澄の財布を奪われた
いつもならご飯中ずっとスマホをいじってる蒼が
この日は、最初から最後まで、 一度もスマホを触らなかった
澄
澄
蒼
澄
蒼
澄
蒼
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
澄
蒼
澄
澄
蒼
澄
澄
蒼
蒼
蒼
蒼
澄
澄
(つづく)