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先生

みんな、席ついてー

先生

今から席替えをします。順番にクジ引いてね

クジを引き終わったあと、康二が俺のところに来た。

康二

めめー、席どこやった?

えっと…1番後ろの窓際の席

康二

えぇなぁ!俺のと交換せぇへん?

やだよ。しないよ笑

新しい席に座ると、クラスの女子に声をかけられた。

茉優

目黒くん、席ここ?

うん…、そうだけど…

茉優

じゃあ私隣だ!よろしくね?

えっ、うん。よろしく

先生

じゃあ授業始めるから教材出してね

茉優

先生、私教科書忘れましたぁ

先生

えっ?じゃあ、近くの子に見せてもらって

茉優

はぁーい

茉優

目黒くん、教科書見せて?

別にいいけど…

茉優

ありがとー!

そして、その後も彼女は必要以上に俺に絡んでくるようになった。

茉優

ねぇ、目黒くん

…ん?

茉優

寝てるとこごめんね。これよかったら食べて?

…何これ?

茉優

クッキーだよ。昨日作ったの

由美

茉優ってお菓子作り美味いんだよ。っていうか2人ってすごくお似合いだと思う。もう付き合っちゃえば?

茉優

えぇ、そんなことないよ笑

茉優

…でも、私、目黒くんのこと好きだし…よかったら付き合ってほし…

嫌…

茉優

えっ…?

俺彼女居るし無理

あと、クッキーもいらない。ごめんね

茉優

彼女…居るの?

うん

茉優

そっか…

そう言うと彼女は走って教室を出ていった。

由美

あっ、茉優待って…!

その日の放課後

ゆきほ

目黒くん、帰ろ?

あっ、わざわざこっちのクラス来てくれたの?

ゆきほ

うん。いつも迎えに来てくれるからたまにはね

ありがと。ちょっと待ってて?すぐ準備するから

ゆきほ

うん。…目黒くんのクラス席替えしたの?

えっ、あぁ…うん

ゆきほ

へぇー、いいなぁ。…目黒くんと同じクラスだったら隣の席になれたりするのにね

そう言うと、ゆきほさんは俺の隣の席に座り、頬杖をついてこっちをじっと見つめてきた。

そんなに見られると恥ずいかも…

ゆきほ

ふふ、隣の席の人が羨ましいなぁ

俺は見られるのが恥ずかしくなってきて急いで帰る準備を終わらせた。

はい、準備終わったよ!帰ろ!

ゆきほ

うん!

それから数日後

茉優

ねぇ、ちょっと待って

ゆきほ

えっ…?

由美

…あんたさぁ、あれほど目黒くんに近づくなって言ったのに、まさか付き合ってるなんてね

ゆきほ

えっ、なんで知って…

茉優

そんなことどうでもいいでしょ?お願いだから今すぐ別れて?

ゆきほ

…ごめん。それはできない

由美

はぁ?あんた生意気…

茉優

待って、由美。…わかった。別れないなら覚悟しといてね

そして、それからしばらくしてゆきほさんは学校に来なくなった。

片思いから始まる恋

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