無理すんな相棒

桃 体調不良 本人様に関係なし 青 微体調不良表現あり 嘔吐、高熱表現あり 桃 愛され表現あり

桃 心の中

青 心の中

なんか体調悪いなと思った矢先まろが体調悪いなんて。 俺より何倍も仕事量の多いまろに無理をさせる訳には行かない。

重いからだを無理やり起こす。

最近あまり寝ていないこともあり今でも目をつむったら眠れそうだ。 だが、大好きなメンバーのために、大切な相棒のために動く。

狭い座席に大人組3人で座る。まろは体調悪いから酔うかもしれないから一応窓側で俺が真ん中だ。

みんながまろを気遣って声を掛けてる中俺は睡魔と必死に戦っている。最低だよな。体調が悪い相方の横で眠るなんてできない。

俺はずっと喋らないないこが気になり視線を向けた。すると体調が悪そうだった。いつもみたいに俺が体調が悪いからって我慢してるんじゃないか。なんて思いながら見ているとないこの瞼が閉じていく。その度にないこは頑張って目を開ける。

次第に頭も一緒にグラグラしていくないこ。だがここで声をかけるとないこは俺に気を使って寝ないんじゃないか。そんなことを思う。

眠そうなないこを見てたら俺まで眠くなってきた。家まで遠いから少し寝るか

ーーーーーーーーー

車の揺れで目が覚める。 左肩に違和感を感じ、視線を向けると俺の左肩ではないこがすやすやと眠っていた。

俺はそっと周りを見渡す すると、しょにだと目が合った。

ふと、ないこの体温が高いことに気づく。

知らないうちに眠っていたみたいだ。目が覚めると頭痛や、倦怠感は酷くなっていた。

俺はないこを無視してないこの脇に体温計を挟む

自分の体温計を見ると40.2というここ数年の最高をたたきだしていた。

申し訳ない気持ちでいっぱいだが、襲ってくる睡魔には勝てずにまろの肩に体を預ける

そうは言われたものの人の家のソファーに横になるのは気が引ける ただ、体調がとてつもなく悪い。今にも意識が飛びそうだ。

ないこに横になってええよと言ったものの遠慮しているのかキツそうに座っている。

ないこの体をそっと横に倒してあげる。変わってあげたいけど変われないからこそできるだけのことをしてあげたい

横になって少し落ち着いていると急に気持ち悪くなった。今にも嘔吐しそうな感覚が俺を襲う。ここで吐くのは悪いだが、今の俺はトイレまで歩いて行く体力もない。まろに助けを求める。

ないこの言葉を聞き取ろうとしたがないこが口を抑えた瞬間俺はいいたいことを理解した。

ここ数日無駄に食べたものなんてないのに。抑えきれない嗚咽が込み上げる

それがきつくて苦しくて涙がでる

嘔吐の疲労なのか、倦怠感なのか分からないが、体がとてつもなくだるい。俺は横にいたアニキに体を預けた。

いつも頼りになるリーダーの弱った姿を見て子供組は不安そうにないこを見ている。

そんな中俺はグズグズしたままのないこを抱き上げ俺の膝に乗せる

青桃メインになっちゃった… 結局この2人Loveなんだよな