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hrak×WT第五弾
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俺は中村水悕。今年の春から栄えある雄英高校ヒーロー科に通う一年生だ。
今日は二日目。授業に入りいよいよ高校生活がスタートするというタイミング。
皆一様に、とうとう始まったのだと実感する、今日この日、俺はーー
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誰よりも学校生活が始まったことを実感していた。
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現在昼時、俺たちはクックヒーロー、ランチラッシュの務める食堂に来ている。
ランチラッシュの提供する一流料理はどれも美味で、更にいうと安価で、栄養価もバッチリとの事。
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ガラガラ
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何かおかしな事を言っただろうか。上鳴はこちらをチラチラ見ながら目を泳がせている。
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飯田は上鳴と顔を見合わせ、言い放った。
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正直絶望した。あれ?まずいことした?って。
でも自分から提案した手前自業自得だと、笑いながらきんときを見れば、彼は目を見開き衝撃で身体が打ち震えていた。
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しゅんとするきんときを見て申し訳なくなってきた。
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緊張するけど、同時に楽しみでもある。これからあいつらと合流するため…
皆に見つけてもらうため、最高のヒーローになるための一歩がついに始まるんだ。
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ヒーロー基礎学が始まり、数日が経った。
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今日俺達は、ウソの災害や事故ルーム、略して“USJ”に来ている。
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そうして、13号のためになるお小言に感動した俺たちが、これから始まる訓練を思い、身を引き締めたとき事件は起こった。
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広場の中心に現れた黒い靄から、雄英関係者とは思えない奴が大勢現れる。
彼らは皆一様にこちらを見て、下卑た笑みを浮かべている。
ーー敵連合の襲撃だ。
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逃走を試みるも、ワープの個性を持つ敵によってそれは阻止され、気づけば辺りは赤く揺らめく炎に囲まれていた。
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俺たちの周りを敵達が取り囲む。
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正直不安でいっぱいだ。そりゃそうだろう、相手は本物の敵なのだから。
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個性を発動。室内にも関わらず周囲に雨が降り始める。
緊張を和らげるため深呼吸をし、雨の勢いの増す中、ぽつりと呟く。
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あの後個性をフル活用し、何とか全員撃破し、今現在、ぶちのめした敵によって信じられない情報がもたらされた。
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この国、いやこの世界のトップヒーローなら大丈夫だろうと思う反面、ずっと胸がモヤモヤして不安が拭いきれない。
考えるだけ無駄と、昔の自分なら思っただろう。何故ならこんな思案などする必要もなく、自分は知っているはずなのだ。
だが、何故か、思い出せないのだ。
年月によって記憶が希薄になっていったんじゃない、何か別の理由で忘れていっている。
この世界に馴染んでいっているのか、はたまた異分子たる俺たちを消そうとしているのか。
物語の強制力、なんて奴かもしれない。
いずれにせよ何か見えない大きな力が働いている予感を感じ、背筋が震える。
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オールマイトがボロボロになりながら戦っている。
あのオールマイトと互角に渡り合っている“怪物”が、そこにはいた。
それだけじゃない。爆豪も、轟も、切島まで。
相手は縦横無尽に空を泳ぎ回る敵。同年代ほどの背格好で、黒いフードをなびかせ、心底楽しそうに笑いながら彼らを追い詰める少年。
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『そうそう、君の力が必要なんだ』
そう突然連絡が来たのはいつものように仕事を終えた後だった。
怪我の後遺症で満足に出歩けなくなってしまったらしい恩人の久方ぶりに聞く声に、首を傾げる。
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『無論、なんの策もなく突撃しようだなんて自殺行為に君を誘っているわけじゃない』
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『君がそう思うのも仕方がないさ』
『だから無理にとは言わないよ』
『だけどもし受けてくれるのなら、その分、報酬には色をつけよう』
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提示された金額を聞いて誘いの返事を即答した。
行くっきゃない。こんな大金逃せる訳がない。
『君は本当に相変わらずだね』
『君には、とある子を手伝って貰いたいんだ』
『働きに期待しているよ』
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同年代とやり合うのは初めてで、正直期待していなかったが流石はヒーロー候補生。中々楽しませてくれる。
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サメに乗って空中から仕掛けられた爆破を避ける。成る程、これは
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きっと実力を付ければこいつは化ける。ここで殺してしまうのは勿体ない、絶対にもっと楽しくなるのに。
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脳無に追い詰められているオールマイトをチラリと横目で見る。
刹那、脳無の巨体がものすごい勢いでぶっ飛んだ。
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脳無は施設の天井を突き破ってもまだ勢いが衰えず、そのまま見えなくなるまで飛んで行った。
オールマイトは、満身創痍ながらその場に立っている。どうやらオールマイト殺しは失敗したようだ。
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そこへヒーローが続々とやって来る。これ以上は無駄な足掻きだろう。
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そう気づけばみるみるうちに戦意が消え失せる。これ以上は時間と労力の無駄だし、こんな気分で他人を傷つけるだなんて出来ない。心が潰れてしまう。
仕事は十分しただろう。ヒーローに顔を覚えられるのはまずいし、割りに合わない。
個性で雄英生達を咥えて遠くに投げ捨てる。
ワープゲートを潜る直前、ふと視線を感じ、振り返った。
後悔した。
見たくなかった“それ”と、目が合った。
冬空の様な澄んだ瞳に、それを隠す長い前髪。頭で存在を主張する、空色パンダのパーカーは。
あれは
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理解した瞬間、フードを深く被り直し、勢い良く背を向ける。
最悪だ最悪だ最悪だ
見られた…⁉︎
一番見られたくないやつに、見られた。会ってはいけなかったのに!
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手をこちらへ伸ばす彼を見なかった振りをして、この場を去った。
目が合った。
光を反射して明るく輝く、鋭い翡翠の瞳。大きな隈に、特徴的なあのギザギザの歯は。
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思わず手を伸ばす。彼は一瞬動揺したかと思えば、直ぐに振り返り、俺を視界から消してしまう。
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ワープゲートは消えてしまった。行ってしまった。
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シャークんがいた。嬉しい。敵だった。悲しい。何故?何故?頭の中がぐちゃぐちゃになってどうにかなりそうだった。
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コメント
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もう第8話とか続きが気になりすぎるんだけど!?😭💦 nkとシャークんがまさかあんな形で再会するなんて思わなかった…「そんなに悲しそうな目するんだよ」ってセリフにもう胸がぎゅってなったよ…💔 敵パロだけど、お互いの気持ちが切なくてエモすぎる…!!続きが待ちきれないよ〜✨