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4 - よんわ

♥

19

2021年07月09日

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リオン

めちゃくちゃ綺麗~!

ラウン

ベットフカフカじゃん…

ケイト

そりゃそうでしょ~!
ケー君がやったんだから!

リオン

ありがと!
え~と…

ケイト

ケイト!ケイト・ダイヤモンド
だよ!

リオン

じゃあケイト先輩!

ケイト

ねぇこの子可愛すぎない?

トレイ

ははっ
多分髪が長かったらもっとだろうな

ケイト

え!?この子髪長かったの!?

トレイ

男子校と言われたときにバッサリ切ったらしい

ケイト

え~!もったいない!女の子は髪の毛大切にね!

リオン

は~い

リオン

あ、そだ!
ケイト先輩少し待ってて!

リオン

どう?(能力で髪の毛を元の長さまで伸ばしてある)

トレイ

せっかくきったのにいいのか?

ケイト

こんなに長かったの!?
かわい~!

リオン

157だと小さいからね…
もっと大きくもなれるけど…

トレイ

リドルより少し小さいくらいだな

ラウン

というかリオンせっかく髪の毛そろえてもらったのに
伸ばしちゃうの?

リオン

ラウンは髪の毛束ねるんでしょ?
なら俺もそうする~♪

ラウン

私は少し切ってからだよ

リオン

ならそうする~♪

ラウン

…はぁ
じゃあ髪切りに行くよ

リオン

トレイに切ってもらえばいいじゃん

ラウン

…あんまり迷惑かけたくないんだよ

ラウン

ボソッ嫌われたくない

リオン

ラウンが嫌われたくないなんて言うの珍しいね

トレイ

そうなのか?もっと甘えればいいのに

ラウン

私はリオンみたいに何でもできるわけじゃない
だからリオンよりしっかりしてないといけないから

トレイ

…そういえばなんだが

トレイ

元の世界ではどんなことをしてたんだ?

リオン

…え~と

ラウン

隠さないで話そうよ

リオン

…じゃあ先輩、いや
リドルとトレイとケイトだけこっち来て

リドル

わかった

トレイ

…いいぞ

ケイト

は~い

リオン

キョロキョロ
ここ辺りでいいかな

リオン

まずは

狼の部屋

リオン

後は

噓吐きの部屋

ラウン

そのぐらいにしな

リオン

は~い

リドル

ここは?

リオン

狼の部屋と噓吐きの部屋

リオン

狼の間は伝える側が嘘をつくと
頭の上に赤い印が出る

ラウン

例えば「リオンを殺したい」

ラウンの頭の上に赤い印がでる

リオン

こんな感じに嘘は吐けなくなってる

リオン

噓吐きの部屋は聞く側がなにかしら嘘をついたら
青の印が出る

リオン

これは試しようがないから後ね

ラウン

さ、これで準備はできた

リオン

これから聞いてもらうのは
俺たちの過去、あと

ラウン

私たちのやってきたこと、についてだよ

リオン

暗い話になるだろうから
いやになったら言ってね
いつでもやめるから

リドル

あぁ…

リオン

じゃあ教えてあげるね
まず俺達の過去から…

リオン

元々俺達は赤の他人で
会った事すらなかった

リオン

ラウンと会った時
ラウンは生きながら死んだような人で

リオン

こんな人もいるんだなって思った

リオン

俺の能力で過去を見返せば虐待や実験いろんなことをされていた
能力ってのはいっぱいあって普通の人なら2個ぐらいなんだけど

リオン

創造神っていう称号で
能力は思い浮かべれば何でも使えた

リオン

だから精一杯の加護を与えた
加護は称号、「破壊神」っていうのだった

リオン

どんな感じか気になってついていった
3日もたたぬうちにラウンは家族を殺した

リオン

だから、これで復讐は終わった

リオン

はずだった

リオン

ラウンに声をかけてみた
「今までの恨みをぶつけて、復讐できてよかったね」って

リオン

でもラウンは
「何か足りない、これじゃない」って

リオン

本能みたいなものなのか、
この子はこんなのに育てさせていいものじゃない

リオン

そう思った
だから14歳になるまで一緒に学校へ行ったり
出来ることは何でもした

リオン

15歳の誕生日の日、俺は聞いたんだ
「今あの時と比べてどんな気持ち?」って

リオン

そしたら、
「あいつらと一緒にいた時よりもすごく楽しい」
そういってくれた

リオン

だから俺ね、ラウンに言ったの
「家族になろうよ。あんな奴らより絶対に幸せにする」

リオン

でね?ラウンはYESと答えてくれた

リオン

だからまず過去に戻って
俺達を双子として生まれたことにして
あいつらがつけた名前は捨ててラウンになった

リオン

そこからまた今に戻って
学校に行って幸せに…

リオンの頭の上に赤い印が出る

リオン

…w
自分でやっといて自分で引っかかるとかw

リドル

いったん休憩しないかい?

トレイ

暗い話ばっかりじゃあなw

リオン

なら寮に一度戻った方がいいね
解除しなきゃ

リオン

よいしょっと
ふい~さっきの部屋維持に結構力いるんだよね~

リドル

大丈夫なのかい?

リオン

うん
このぐらい全然!

トレイ

ならもう苺タルトは完成しているんだし
お茶会にしよう

めんどいんで次のシーンから 狼の部屋、噓吐きの部屋すたーとにしますね 

リオン

よし
じゃあ再開だね

リオン

じゃあ続きから…

リオン

俺とラウンがされたことは
いわゆる”カッターキャー”みたいなこと

リオン

でもほんとにされたのはカッターキャーじゃなくて
やってもいない”突き落とし”をされたって言われて
いじめに発展した感じ

リオン

その学校は4階建てで
「リオンが2階から突き落とした、
ラウンも近くで笑っていた」

リドル

……!

リオン

だってさ。
笑っちゃうよね?

リオン

それからみんなその子の味方。
いじめはどんどんエスカレート

リオン

終わりすら見えない生き地獄

リオン

こんな事今まで味わった事ある?

トレイ

……

リオン

辛くて辛くて
どうしようもなくて

リオン

ただ泣いていた日々

リオン

でも、ふと気づいたの

いなくなっちゃえばいいんだ みんなみんな

リオン

だからね苦しむことがないように
即死できるように異界へ送って死刑

リオン

証拠なんて1つもない
元の世界じゃ俺達は罪に問われない

リオン

でもこの世界はどう?
厳格な精神に基づく寮の寮長さんは許してくれないかな?

リオン

”人殺しのバケモノ”って罵る?

リオン

それとも…

トレイ

もういい
言わなくていい

リオン

どうして?まだ最後まで言い切ってないよ?

トレイ

リオンとラウンの古傷をえぐるようなことはしたくない

リオン

う~ん
じゃあ次いこっか

ラウン

はいはい
じゃあ今度は私から

ラウン

え~と…混乱しないように前の世界は
前世っていうね

ラウン

まず、簡単に言えば私たちがやっていたのは
情報屋と殺し屋、あとは何でも屋

ラウン

情報屋でやっていたのは
情報を盗む、売る、もしくは守る
みたいなことをしてたんだ

ラウン

殺し屋は名前の通り
依頼した人の願いは必ずかなえる

ラウン

何でも屋は、基本的に
表向きにやっていた仕事で
急遽仕事が入っても駆けつけてお手伝い
みたいな感じで

ラウン

後は戦争が起きると
私達帝王軍は必ず参加してたの

ラウン

どこかの誰かさんが戦争大好きで
受けてもない戦争に突っ込んでいくからね

ラウン

前世は戦争の絶えない
平和なんて言葉は程遠いような世界だった

ラウン

ならせめてでも楽しもうと思って

ラウン

これ聞いて
私たちの事キライになった?

リドル

嫌いになんてならないよ

トレイ

何とも言えないが
嫌いにはならないさ

ケイト

オレも~

リオン

…じゃあさ1つ、聞いてもいい?

リドル

何だい?

もしも俺達がある日突然 元の世界に帰っちゃったらどうする?

リドル

どうもしないさ

トレイ

それはリオン達にとっていいことだろ?

リオン

…そうだね

ラウン

今日はもう戻って寝ちゃおう

リオン

そろそろ”あれ”も使えなくなってきてるからね

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