テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

蓮香

早く行かなきゃ

春千夜達と別れた後必死に元の場所へ駆け出す。

蓮香

でも…1人で

別にわかってた)

私に危害を加えたり、遥希にも…ほっといてくれてて。)

それが最大の配慮だった)

今オーヴァルが梵天を裏切った)

だから私は不要になる…)

普通のことじゃん)

いらなくなったものはすぐにでも処分する)

当たり前のことを忘れていた私が馬鹿みたい)

薬が切れてきてじわじわと伝わる右腹の感覚が戻ってくる。

その右腹を抑え息を切らし…でも足は止められない。

もうわからなかった。頭がボーとして何かを考えようとしても痛みだけしか教えてくれない。

前がクラクラして段々とボヤを出しめまいがする。

左側にあるゴミ箱に足を引っ掛け…

ガシャン!! 

ゴミ箱に入った不要物が周りに散らばる。

“ガタッ”

蓮香

い”ッ…

蓮香

ゴミと一緒じゃん

蓮香

誰からも見捨てられた不要物…早く、行かなきゃ

立ち上がろうと体に力を入れたが身体は言うことを聞かず反抗する。

手足が震え痙攣する。でも…それは痛みからなのかわからない。もしかしたら恐怖からかもしれない。

そんなことを思った蓮香はいつのまにか無意識に口角が上がり優しく微笑んでいた。

蓮香

情けな…

蓮香

これで言い訳ができる…体が痙攣してそう思っちゃった私に反吐が出るよ。

竜胆

あ、いたいた

竜胆

何そこでゴミと戯れてんだよ臭くなんぞ

竜胆

はい。

1人の女性の姿を目におさめることができたと思いきやその人の元へ走りに行き、手を差し伸べる

蓮香

え…り、りんどう?

竜胆

いやそうだけど…名前忘れたん?

竜胆

てか早く取れよほら、立ち上がれねぇんだろ?

蓮香

は、走って大丈夫な、の?

竜胆

大丈夫じゃねぇよ!!馬鹿いてぇ。

蓮香

あ、そう

竜胆の自分より一回りでかい手に重ね再び地べたから這い上がる

蓮香

ありがとう…

竜胆

嗚呼

竜胆

行くぞ

蓮香

う、うん

ブーブーブー

竜胆のスマホから聞き覚えのある音が聞こえる

竜胆

あ、ちょっと蓮香先戻ってて

蓮香

わかった

竜胆

ちっ、三途かよ

竜胆

何だよ

春千夜

あ”?さっき教えてやったのにその態度かよ

竜胆

はぁ?お前が先にかけてきたんだろが!!

竜胆

どーせ、あいつ突き放したけど心配だったんだろ?

春千夜

もういい、話進めんぞ

竜胆

話逸らした。

春千夜

黙っとけ!!

竜胆

で?

春千夜

蓮香とは会えたのかよ

竜胆

会えたけど?

春千夜

ならいいけど

竜胆

だからなんだよ、

春千夜

そうだ、あのしゅうとって言うやつ誰だよ

竜胆

部下だろ

春千夜

そういんじゃねぇんだよ

春千夜

お前らだろ?連れてきたの

竜胆

そうだけど

春千夜

なんかなかったか?

竜胆

だからさっきから何なんだよ!!

春千夜

くそ、もう単刀直入に言うぞ

春千夜

あいつは怪しい

竜胆

は?どこが

春千夜

俺達さっきまで行動共にしてたんだよ

春千夜

そん時敵に情報聞き出す時、なんか言っただ

春千夜

そしたらすんなり話してくれた

春千夜

怪しくねぇか

竜胆

金あげるとかだろ

竜胆

どーせそのモブが金なくて欲しかっただけだろ

春千夜

ちょ、一旦聞けって

竜胆

早くしろ

春千夜

あいつ、爆発する前蓮香医務室連れてって言っただけでどっか行っただろ

春千夜

そん時爆弾仕掛けたんじゃね

竜胆

そんな早く?現実的に考えて無理だろ

竜胆

たまたまの偶然が重なっただけで繋がったわけじゃねぇよ

竜胆

お前に頭脳戦は無理だからな

春千夜

“あ!!もう蓮香と一緒にスクラップになってこい!!

春千夜

せっかく教えてやったのにお前が馬鹿すぎてわかんなかったんだな!!

春千夜

このチービ!!クソ谷、クソ谷の2号!!

春千夜

いつまでも地…

ブーブーブー

竜胆

竜胆

行くか

東リベ 〜もしも出会えたなら〜第1期

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚