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僕がこの世界で生きる理由

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僕がこの世界で生きる理由

1 - 【上】僕がこの世界で生きる理由

♥

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2021年01月27日

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〜小学生時代〜(過去)

奏太

とっととどけよ、女みてぇな雫くんよぉ…💢

ドスッ

バタッ

っ…

〜雫の心の声〜

僕は昔から自分の名前が…

自分の身体が…

嫌いだった。

『雫』なんて女みたいな名前。

筋肉なんてあまりついてない。 男らしくない体格。

自分の全て…

何もかもが嫌いだった。

こんな人間に産まれるんじゃなかった…

もう死んでしまいたい…

僕がいないところで何も変わらないんだったら…

もう、この世僕がに生きている理由なんてない…

でも、最後にあの子にだけは会いたかったな…

皆から嫌われてた僕なんかを軽蔑せず助けてくれた、そんな素敵な子… 一体どこにいるんだろう。 詳しいことは何も覚えてもない。 なんでだろう。

そんなこんなで高校生になった。

昔よりは筋肉ついて、男にはよってきた。でもまだまだ女みたいになよなよしいところは変わってないから、相変わらず僕は皆に嫌われている。

どうせ僕が死んだところで、皆『アイツが死んで清々した』って言うだろうな…

だから…

だから、もうこの世からはさよならだ。

ファサ…(落下)

パシッ

〜屋上〜(現在)

???

雫ッ!!!!!

(誰だ…?この学校に僕なんかのこと助ける奴なんかいないはずだろ。)

頼む、離してくれ…(ボソッ)

僕は楽になりたいんだ…(ボソッ)

???

ッ!!!!!
くそ…!!!!!
もうちょい…!!!!!

(なんでそんなに必死な顔で僕を助けようとするの…?)

もういい…

もういいから離してくれよッ!!!!!

???

???

いいわけねぇだろ!!?!

???

何言ってんだよッ!!!!!💢

???

お前が死んだら俺が悲しむ、!

翔真

どうせ

???

『僕が死んだところで何も変わらない』

???

とか、そう思ってんだろ?!

翔真

お前をどこかで必要としてるヤツがいるんだ…

???

自分が生きたいように生きろよ。

ッ…!

翔真

頼むから、もっと生きてくれよ…

翔真

雫。

〜小学生時代の雫の記憶〜(過去)

翔真についての曖昧な記憶…

奏太

いいから早くどけよ!!!!!
邪魔なんだよ!

ドスッ、ドスッ

???

やめてやれよ、可哀想だろ?!

奏太

奏太

あぁ〜ぁ…
また来たよ、ヒーロー気取りの翔真…

翔真

お前が一歩右に避けて通ればいいだけの話だろうが。

奏太

はぁ…めんどくせぇ…
ハイハイ、わかりましたよー。

スタスタスタ…

翔真

行ったな…
大丈夫か、?雫。

うん…

ありがと…翔真。

翔真

翔真

そうだ、今日の放課後、雫と一緒にちょっと行きたいとこあるんだ。

放課後

翔真

雫〜、そろそろ行こう。
俺がお前を連れて行きたい場所!

うん、わかった。

到着 〜海〜(過去)

海…?

翔真

うん。

翔真

なんか悩んでそうだったし。
言いたいことあれば吐いていいんだよ。

翔真

なんかあったらすぐ言えよな?
俺は少しでもお前の力になりたい…

ありがと…
じゃあお言葉に甘えて…

ねぇ、翔真。

翔真

ん?

翔真の生きる理由とか、意味って何…?

翔真

俺の生きる理由?

うん。

翔真

なんだろうな…
ありのままの自分自身を見つけるため…?かな。

翔真

自分は自分らしく生きてたいじゃん。

なるほど…
翔真は強いし優しいんだね…

皆に嫌われてる僕となんて普通一緒にいるの嫌でしょ…

雫は砂浜に体育座りして両腕をギュッと繋いでうずくまる。

翔真

??

翔真

嫌なわけないじゃん。
俺、お前の事好きだもん。

え、…?‪(´・_・`)💦

翔真

冗談、冗談‪w
友達として、だよ、笑

翔真

(焦った表情も可愛いな…
ずっと見てたい…‪(◦ˉ ˘ ˉ◦))

翔真

まぁともかく、お前が悩んでたら俺が力になる。だから頼ってくれ。

翔真

お前かどこにいても俺たちは絆で繋がれてるからな!!!!!

翔真

約束だ!

うん、約束。

そう言って僕達は『壊れることのない友情、固い絆』を結んだ。

屋上(現在)

翔…真…?

翔真

翔真

…、そうだよ。

翔真

はぁぁ…
っだぁあ!もう、焦ったぁ…

翔真

でも、助けられて良かった。

うん、ありがとう。
翔真。

(あれ…?どうして僕、翔真の事…)

ー忘れてたんだろう…?ー

〜続く〜

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