〜小学生時代〜(過去)
奏太
ドスッ
バタッ
雫
雫
〜雫の心の声〜
僕は昔から自分の名前が…
自分の身体が…
嫌いだった。
『雫』なんて女みたいな名前。
筋肉なんてあまりついてない。 男らしくない体格。
自分の全て…
何もかもが嫌いだった。
こんな人間に産まれるんじゃなかった…
もう死んでしまいたい…
僕がいないところで何も変わらないんだったら…
もう、この世僕がに生きている理由なんてない…
でも、最後にあの子にだけは会いたかったな…
皆から嫌われてた僕なんかを軽蔑せず助けてくれた、そんな素敵な子… 一体どこにいるんだろう。 詳しいことは何も覚えてもない。 なんでだろう。
そんなこんなで高校生になった。
昔よりは筋肉ついて、男にはよってきた。でもまだまだ女みたいになよなよしいところは変わってないから、相変わらず僕は皆に嫌われている。
どうせ僕が死んだところで、皆『アイツが死んで清々した』って言うだろうな…
だから…
雫
ファサ…(落下)
パシッ
〜屋上〜(現在)
???
雫
雫
雫
???
くそ…!!!!!
もうちょい…!!!!!
雫
雫
雫
雫
???
???
???
???
翔真
???
???
翔真
???
雫
翔真
翔真
〜小学生時代の雫の記憶〜(過去)
翔真についての曖昧な記憶…
奏太
邪魔なんだよ!
ドスッ、ドスッ
???
奏太
奏太
また来たよ、ヒーロー気取りの翔真…
翔真
奏太
ハイハイ、わかりましたよー。
雫
スタスタスタ…
翔真
大丈夫か、?雫。
雫
雫
雫
翔真
翔真
放課後
翔真
俺がお前を連れて行きたい場所!
雫
到着 〜海〜(過去)
雫
翔真
翔真
言いたいことあれば吐いていいんだよ。
翔真
俺は少しでもお前の力になりたい…
雫
雫
じゃあお言葉に甘えて…
雫
雫
翔真
雫
翔真
雫
翔真
ありのままの自分自身を見つけるため…?かな。
翔真
雫
翔真は強いし優しいんだね…
雫
雫は砂浜に体育座りして両腕をギュッと繋いでうずくまる。
翔真
翔真
俺、お前の事好きだもん。
雫
翔真
友達として、だよ、笑
翔真
ずっと見てたい…(◦ˉ ˘ ˉ◦))
翔真
翔真
翔真
雫
そう言って僕達は『壊れることのない友情、固い絆』を結んだ。
屋上(現在)
雫
翔真
翔真
翔真
っだぁあ!もう、焦ったぁ…
翔真
雫
雫
翔真。
雫
ー忘れてたんだろう…?ー
〜続く〜