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あ づ
...あの、ゆきさん...
ゆ き
いらっしゃい、我が家へ
あ づ
...なんで私、ゆきさんの家にいるの？
ゆ き
偽装恋人だけど、形では恋人だし
あ づ
他人のいないところでも偽装するの？
ゆ き
嫌なの？
あ づ
...
嫌ではない ぶっちゃけ、叫ぶほど嬉しい
ゆ き
親は仕事でほとんど家にいないんだ
あ づ
...私も
ゆ き
まじ？気が合うね
はい、スリッパ
はい、スリッパ
スリッパを恐る恐る履いて 廊下を歩く
あ づ
ゆきさんの家ってこんな感じなんだ...
ゆ き
ん？思ったのと違う？
あ づ
あ、いや、綺麗すぎて...
家中でゆきさんの匂いがする
ゆ き
掃除とかも俺やってるんだ
あ づ
え！？すごい！
ゆ き
そうでもないよ
クイークルでさっと拭くだけ
クイークルでさっと拭くだけ
あ づ
クイークル便利だよね...分かる
ゆ き
ここ僕の部屋
あ づ
へ、部屋！？
ゆ き
お茶持ってくるから待っててね
ゆきさんの...部屋！？
やばいなんか恥ずかしくなってきた！
一応、恋人設定だし？
あ づ
...ゆきさん、綺麗好きなんだ
毛布も全て綺麗にしかれている 机の上も整っている
あ づ
...眠い...
ゆきさんの匂い、安心するんだよな...
あ づ
...
私はいつの間にか寝落ちしていた
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作品ページ
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