そのまま私は眠りについた。
次に起きたのは、夜が明けた朝だった。
奏
肩を見るとそこには髪の毛がもふぁもふぁした頭があった。
やっぱり昨日の出来事は、夢ではなかった
いや、実在する、夢なのかもしれない。
北斗
奏
北斗
北斗
奏
重さなんて関係ない。もう何十センチ、いやゼロ距離に…、
なんて、そんなことを考える私が馬鹿みたい
北斗
北斗
北斗
そう言って北斗君は立ち上がった。
それと同時に北斗君の体が大きく揺れた。
奏
なんとか支えるのが間に合った。
横を見ると、真っ赤になった北斗君がいた。
奏
北斗
でも、北斗君の体は私が支えるにしては、ガタイが良すぎたのかもしれない。
でも、このまま離すと、北斗君が倒れてしまう、
必死に北斗君の体を支え続けた。
北斗君は体を起こそうとしているらしく、モゾモゾしているが、体が思うように動いていない。
そんな事を頭の中を駆け巡る思考で考えていた時、
さっきよりも重みを感じた。
もしかしたら、上手く力が入らないのかもしれない。
そう思った瞬間、私は床に叩きつけられた。
奏
北斗君がそのまま倒れてきてしまって、私は床に打ち付けられた。
だけど、痛みより先に感じられたのは幸せだった。
北斗
熱のせいか呂律が回っていない。
奏
目の前には顔、
そして、私の体の上には北斗君がいる
身長も私より遥かに大きい。
北斗
でも、私は言葉よりも、自分の思考よりも先に手が動いていた
私が差し伸ばした手は、北斗君の手を掴んでいた。
そして、数秒して気づく、
奏
奏
北斗
北斗
奏
北斗
北斗
奏
北斗
これ以上北斗君と一緒に居ると、私が壊れてしまいそうだから、私の我儘は永遠とあるから。
北斗君のスマホを借りて、田中君に電話する
奏
樹
奏
樹
奏
奏
樹
樹
奏
奏
北斗
北斗
奏
北斗
奏
あーあ、私何言ってるんだろ
まぁ、いいや。どうせこれで最後なんだから。
こんな幸せなこと
ぴーんぽーん
奏
奏
北斗
奏
北斗
奏
私の心の中をそのまま口に出してしまった。
奏
奏
樹
樹
玄関のドアを開けた時にはみんなが居た。
樹
ジェシー
慎太郎
樹
私の頭は追いついていない。
樹
樹
樹君は私の為に呼んでくれたんだ
樹
樹
慎太郎
ジェシー
樹君は帰り際に私の耳に向かって、小言を言って行った。
樹
樹
樹
樹
樹
奏
樹君の言っている意味は私にはよく分からなかった。
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コメント
2件
うま!最高です!続き楽しみ!