あの日からずっと忘れられない。
未だ夢じゃないかって毎日思っている。
奏
また、もう一度…ってそんなわけないか
妄想ばかりして、馬鹿だ、
そう思ってまた妄想しての繰り返し
いつになっても、あの顔が、匂いが、温もりが全部全部忘れられないんだ。
奏
凛
凛
奏
奏
凛
本当にまた会えるのかな
ライブなんて行きたいけど、何十万人といる中で私を見つける確率なんてどれだけ低いのだろう
いや、そもそも私の事なんて忘れられてるだろうな
まぁ、そんなもんだよね。
凛
凛
凛
奏
どれだけ私は考えていたのだろう。
凛に話しかけられても、気づかないくらいに。
凛
奏
奏
凛
奏
凛
奏
凛
奏
確かに
あれがSixTONESだったら、行かなかった自分に後悔するだろう。
もし違くても、いや違う確率の方が遥かに高いのに、
後悔だけはしたくない。
奏
凛
私は人だかりを道を分けるように進んで行った。
奏
凛
よし、やっとたどり着いた...!
凛
樹
奏
なんでいるの、田中君が...
SixTONESが、
凛
私はこの時何を考えていたのだろう
あんなに会いたいって思っていた人を目の前にして、私はその場から逃げた。
凛
凛も必死に声をかけていた。
それでも、私は足を止めなかった。
樹
後ろから凛じゃない声がする。
私は一瞬でわかった。田中君だと
私は何故か足を止めた。そしてまた、動かした。
なんで、田中君まで追ってくるの...?
ファンの人たち沢山いるじゃん
樹
樹
私だって逃げたくないに決まってる。
でも、この世界は私だけじゃない
皆には何十万人、いや何百万人というファンがいる。
だから...、
...でも、なんで私は逃げているのだろうか。
逃げる必要なんて無いのに
私は足を止めた。
凛
奏
奏
樹
奏
凛
奏
樹
奏
樹
奏
どれだけ考えても、何故なのかは分からなかった。
樹
奏
確かに、そうなのかもしれない
松村君に、SixTONESに会うのが怖いのかもしれない。
自分が、壊れてしまいそうだから。
樹
奏
奏
樹
樹
そんなの嫌に決まってる。
奏
樹
樹
あーあ。私結局自分の気持ちに気づいてるじゃん、
樹
樹
奏
私は、やっぱり彼らが好きなんだ。
いつもいつも、こうやって救ってもらってたんだ。
凛
奏
凛
凛
凛
凛
凛
凛
奏
やっと分かった。
やっぱり彼らは最高だって。
最初からそんな事分かりきってたのに
いや、違う
分かってるって思っていただけだった
凛
奏
凛
凛
凛
凛
凛
奏
奏
凛
奏
NEXT♡ 700以上