物語

エク兄との恋愛話

お付き合いから結婚まで

告白は俺からだった

年下で、俺の事を エク兄〜 と慕ってくれる女の子をいつからか好きになってた

特別見た目が良いわけでも性格が良いわけでもない、ごく普通の女の子

頭も運動神経も悪い方で自堕落な生活を送っている男っぽい子

そんな普通の子に、惹かれていた

自分でもなんで好きになったか分からない

ただ、この子とは話しやすかった

それだけだった

俺の好きな子…黄昏は、顔を赤らめ少し俯きながら言った

好きになる前はただの友達だった

おふざけでお互いを旦那だの嫁だの呼びあって、学校ではいつも一緒で

旦那と言いながらこいつは俺を、兄のように思っていた

だから俺の事はいつもエク兄呼びだし、旦那なんてたまにしか言わない

暇な時は黄昏と話していて、俺が黄昏と一緒にいない時は周りに少し驚かれる程だった

黄昏とはただの友達、だったのに

いつからかな、黄昏を好きになった

黄昏の言動が可愛く思えて、全部が愛おしくなった

そう言いながら黄昏はそっぽを向く

多分、こういうのが好きになった理由なのかな