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キルシュトルテ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
じんじんと痛む足を押さえる 。
弐十
手触りの良い芝生に倒れ込み安堵の息を吐く 。
ふふって笑ってる弐十くんがうざい 。
月を見に来たんだから俺ばっか見ないで 。
だらしない顔で笑ってる弐十くんの袖をぐいって引っ張る 。
家の中ばっかいるから運動音痴な俺達は2人揃ってごろっと倒れ込む 。
俺の腕の中に弐十くんが入り込む 。
無防備なその姿を見ていたくて髪の毛をわしゃわしゃ撫でる 。
俺のこと可愛いって言うくせに 。
弐十くんの方が100倍可愛いのやめれる ? 笑
177 cmの小さな身体を抱きしめてると腕の中で弐十くんが暴れる 。
弐十
弐十
かわい 。
つい口に出そうになってしまう 。
でもすぐ口に出るような弐十くんとは違うから 。
可愛いって気持ちが弐十くんに伝わらなくたって 。
伝わるまで愛すから 。
弐十
そんな時 、 弐十くんが空を見上げ声を漏らす 。
目をキラキラと輝かせ 、 俺の方をぱっと振り向いて袖を引っ張る 。
弐十
弐十
いつもの100倍の笑顔で月を見上げる弐十くんの顔が眩しい 。
口を半開きにしてキラキラとしている 。
陶器のような白い横顔に溺れてしまいそうだ 。
自分は低い位置に居たいって言ってる弐十くんだけど 。
弐十くんはもっと自惚れて良い存在なんだよ 。
そんなこと言ったって自惚れない弐十くんが好きなのは事実だけど 。
弐十
キルシュトルテ
いつも俺ばっか見るのに 。
今の弐十くんは月に堕ちている 。
ひとつだけ 。
我儘聴いて 。
今日も明日も 。
ずっと 。
俺を見てよ 。
俺だけ見てよ 。
弐十
弐十
弐十
キルシュトルテ
キルシュトルテ
'' 月が綺麗ですね ''
弐十くんの声に溺れて行く 。
どうせ 。
その言葉の意味も何も知らないくせに 。
いつか 。
弐十くんに気持ちを伝えられるかな 。
月に向かって手を伸ばす 。
とどくはずもないのに 。
… … 。
今日くらい 。
俺にもカッコつけさせてよ 。
弐十くんの顔をグイッと俺の顔に寄せる 。
弐十
弐十くんの口を俺に寄せると 。
弐十くんの顔に徐々に熱を帯びてくる 。
額に汗が光り 、 大きく目が開かれる 。
酷く驚いている弐十くんの表情をずっと見ていたい 。
堕ちてたい 。
俺も口を添え 。
''貴方'' と重なるまで後1秒 。
長くてすみません ! !
夕日の背景を無理やり月に見立ててしまった … … 。
最終話だけど弐十くん目線のおまけも書こうと思ってます 🫶
手を伸ばしたところのイラスト ! ✨
おまけではキル弐十イラストも載せようかな … 😖
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おまけ → ♡ 1000 ↑
行くかな ー … … 。
願わなかったから 。 をたくさんみてくださりありがとうございます ! ✨