あ な た 。

私は愛されたことがない

愛を知らない

トコトコ

いつからかな、何も食べてないや

お腹すいたな、

あの日

知らない男と笑う声

私を放ったらかしにして

今日も貴方は私を愛してくれない

貴方は私にご飯も作ってくれたことがない

起きると誰もいない

返ってこない返事

いつからか貴方は私の名前を呼ばなくなった

貴方は昔から忙しそうな人だった

仕事をしていると思ってたら、

優しくしてくれてたのに

実は愛してくれてなかった

仕事してくれてると思ってた、

でもある日

久しぶりに、貴方は私の名前を呼んでくれた

凄く嬉しかった、 けど、

私がそう言うと貴方はとても嬉しそう

あなたに、話した

今までのこと全部

あなたに話している間にいつの間に泣いている自分がいた

あなたは、私の言う一言一言に、頷いて、真剣に聞いてくれた

どうして、赤さんはそんなに優しいのですか？

知らない、今あった初めての人の悩みなんかどうでもいいのに

どうして貴方は真剣に聞いてくれるのですか？

何故か、貴方は私と一緒に泣いていた

あなたは私を優しくぎゅっと抱いてくれた