この作品はいかがでしたか?
39
この作品はいかがでしたか?
39
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ガネット
ガネット
ガネット
ガネット
ライア
ライア
ライア
ライア
ガネット
ガネット
ライア
ガネット
ライア
ガネット
ライア
葉隠
1年A組のみんなはもう2年生という設定です
芦戸
上鳴
ガネット
上鳴
ガネット
葉隠
芦戸
麗日
ガネット
上鳴
飯田
グラウンドβ
ライアの担任
モブ山
モブ谷
モブ崎
ライア
上鳴
飯田
芦戸
ガネット
葉隠
芦戸
ガネット
相澤先生
相澤先生
緑谷
ガネット
耳郎
芦戸
緑谷
モブ崎
轟
緑谷
轟
ガネット
ライア
幼い頃は仲のいい普通の姉妹だった
変わったのは、多分、個性が出てからだと思う
私は人より少し早くに個性が出現した。3歳の時に。そしてお姉様は4歳のとき
つまり私達姉妹はほぼ同時に個性が出現したのだ
私に現れた個性は、『悪魔』。 敵向きの、人に嫌われる個性
私に現れたのは『天使』。 ヒーロー向きの、人に好かれる個性
私と同じではなくて良かったという安堵の思いと
なんで私だけという強い劣等感に駆られた
お姉様と自分の個性を見て、安心した
お姉様みたいな、嫌われるような個性ではなかったことを、心の底から
個性が現れたその日から、私はライアが心底恨めしかった
けれど私は耐えた。妹には手を出してはいけないと、両親から教えられていから
そして私は強力な優越感に溺れた
私が上で、お姉様が下だという、決定的な立ち位置に魅了された
だから私は耐えた。どんなに憎くても
それから私はお姉様を対象として虐めを行うようになった
友達を数人呼んで敵呼ばわりした
時には1人、親も見ていないような時間に、敵にならないための教育だと称して、こっそりとお姉様を殴るようになった
髪もズタズタに切った。両親には自分でやったと言わせた
時に何も食べさせないこともあった
そしてそんな日々が約5年間と続いた
終わりを告げたのは先生の声だった
いつものように放課後に、誰もいない教室で助けも呼べず蹴られ続けた
執拗に腹部を蹴るものだから嗚咽がして、でも特訓だと言う名目でライアに朝から何も食べさせてもらっていなかったので唾液しかでなかった
そしてふとこんなことを考えた
ーいつまで続くんだろう。疲れたー
―――と
気がつけば私はお姉様に殴られていた
仰向けに寝転がされ、お姉様が私の上に乗っかり、右手で胸ぐらを捕まれ左手で顔を殴られ続けた
曖昧な意識の中で、辞めなければと、こんなことはしてはいけないと、そう叫んでいた
けれど身体は止まらなかった。きっと、塞いでいたライアへの憎しみが、私の理性よりも大きかったんだろう
視界はすぐに真っ暗になった
耳はずっとキンキンとなっているし、殴られたところはズキズキと痛む
あぁ、殴られるってこんな感じなんだ、と、どこか人事のように思った
それが15分と続いたころ、突然教室のドアがガラリと音を立てて開いた
ドアを開けたのは教員だった
中年の、小汚い、綺麗な可愛い生徒にセクハラをするような、そんな教員と、またもや新米の、教師になって2年そこらの若い教員
ドアを開けた中年教員は真っ青な顔をしてすぐに私のところに駆けつけた
お姉様を勢いよく私から引き剥がし、ガバりと私をお姫様抱っこして、保健室に向かった
新米の教師はオロオロと狼狽えながら、私についてきなさいと一言だけ言った
まぁ、多分私が怖かったんだろう
ガネット
上鳴
ガネット
あの後は親を呼び出されて、結局兄弟喧嘩だったということになった。
けれど兄弟喧嘩というには些か度が過ぎていて、私は何らかの精神的問題があり、これから一緒の中学校にいるのは難しいと判断された。
こうして私は別の精神に問題がある子供が行く中学校へ転校。 晴れて自由の身となったわけだ
まぁ、あの中年教員は私がライアをいじめていると最後まで主張していたけれど
相澤先生
相澤先生
A班 1年生 モブ山 モブ谷 モブ崎 2年生 耳郎 白黒 轟
B班 1年生 白黒 (他モブ2人) 2年生 障子 葉隠 尾白
ガネット
ガネット