日記

図書館

キーンコーンカーンコーン

時は進み、放課後

その生徒は出ていってしまった

先生、質問です。哲学が好きとお聞きしましたが、本当でしょうか？ 本当であれば、哲学について少し知りたいんです。

ええ。好きですよ。

机の中にノートがあった

中身を読んだ

カキカキ、、、

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先生。急に質問、、というか重い質問なんですけど、、、なぜ僕は生きてるんですか？どうせ嫌われる存在なのに 死のうとしたら怒られる。どういうことなんですか？

カキカキ、、、

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なるほど。哲学とは関係ないと思いますが、、、相談には乗りますよ まず、なぜ君は生きているか。 もちろん、誰かの期待を満たすために生まれたのではない。または目標なんか持って生まれたのもない。 ではなぜ？それは死ぬ必要も無いから。生まれてきたのは運命であり、死ぬ必要などない。

では嫌われる存在ということについても考えよう。相手がどう思ってるかなど自分には分からない。より、嫌われているということは実際分からない。自分が勝手に捉えてるだけであり、本当に自分のことを嫌ってるかなど、口だけでも言える。 本心は分からない。相手に｢死ね｣と言われても、｢死んで欲しい｣という期待に応える必要は無い。なにせ、相手の期待に応えるために生まれてきたのではない。まとめると、人間は死ぬ必要がない。だがしかし、必ず死ぬ物だ。不思議だな。それについて考えるのも面白いだろう。相手の期待に応えなくても生きてるだけで応えてるさ。

ガラガラ

先生は僕の頭を撫でながらこういった

普段見せないような笑顔で 泣きそうな顔をしながら 僕を見てたっけな

彼は白のパーカーを羽織って 出かけて行った