精神幼児化障害

お昼寝から莉犬が起きて、ご飯も食べさせると、 回復した体力が有り余っているのか…ほんと元気いっぱいで。

さっきまでふたりが並んで座っていたソファの方を見ると、 明らかに疲れた顔をしているるぅちゃんが。（）

莉犬を抱き上げて2階の子供部屋へと向かう。

軽い遊具とか、おもちゃとか、 そういうのが詰まった部屋。

ぬいぐるみが並べられているところから、 いくつか抱きしめて俺の元に戻ってきた。

カラフルなパズルマットが敷き詰められている床に座り、 一緒に遊び始める。

俺は色んな声が出せるから、莉犬はそれでよく喜ぶ。

ぬいぐるみを大切に扱いながら、 ぬいぐるみに声を当てて喋ってる莉犬はなんとも愛おしくて。

つい見つめすぎてしまう。

俺が持っていたぬいぐるみを莉犬に渡して、 トイレへ向かうために廊下に出る。

するとなーくんがちょうど階段を昇ってきたところだった。

なーくんはそのまま1階へ戻り、俺はトイレへ。

さとちゃん大丈夫やったかなぁ、 朝結構症状出てたし、少し心配かも。 親バカなころんがおるから大丈夫か？

そんな事を考えながら用を済まし、 トイレから出た瞬間。

泣き叫ぶ声が聞こえ、ダッシュで子供部屋へと戻る。 するとそこには、おでこを押さえて泣く莉犬が。

すぐに抱きしめるように包みこんで、 背中を摩る。

まだ落ち着かないようなので、 とりあえず泣き止ませるのが先。

ぺたんと座り込んでしまってるので、抱き上げるのは難しいかな… そのまま背中を摩り続けることにした。

少しずつ漏れ出る声が少なくなって、 過呼吸になりそうな呼吸も落ち着いてくる。

そう言うと、まだ泣いているけど手を退けてくれた。

腕を広げると素直に抱きついてきたので、 そのまま抱き上げる。 犬のぬいぐるみ持ったままだけど。(笑)

リビングでノートパソコンを出して作業していたなーくん。

俺の肩に顔を埋めて泣く莉犬に目線をやる。

冷やすものを探しに行ってくれた。 ソファの方に目をやると、 ブランケットを被って寝ているるぅとがいた。

残ってた眠気と莉犬と遊んで出た疲れに耐えれなかったか。

ダイニングチェアの方に、莉犬を抱いたまま座る。

少し微笑んでくれた。

莉犬の前髪をあげさせて、 なーくんに冷えピタを貼ってもらった。

貼られた瞬間、 びっくりして肩をはねさせていたのが可愛かった。

すっかり泣き止んだ莉犬。

ちょっと心配だし、これから腫れても嫌だから、 しばらくリビングで過ごそうかな。

あ、でも子供部屋片付けてこないと。

なーくんに莉犬を預け、俺は片付けに向かった。

最近コメントしてくれる方が居て嬉しいです NEXT⇒　❤　300 欲張りすぎました…？