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な…お…よ…
***
ななよ…起きるがいい…
なな
…ん
なな
ふああ…
なな
え?今何もないところから声が聞こえた気が…
なな
気のせいか?
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気のせいではないぞ
なな
!?
なな
どこ?
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ここだ
なな
どこだ
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お主の近くにいるが…いまは姿が見えないようにしておる
なな
な…何か用なんですか?
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いや、お主らがどのように成長したか見たくてな…
なな
…?
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ああ、失礼したな
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実はお主らが赤子のときに一度会ったことがあるのだ
なな
ええ!?
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まあ、その時お主らは眠っていたからな…それにまだ小さかっ
たから覚えていないのは当然だろう
たから覚えていないのは当然だろう
なな
…あなたは誰なんですか?
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私か?
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呼び名は定められていない…わたしの親はわたしが幼い時に何処
かへ行ってしまったから名前はないのだ
かへ行ってしまったから名前はないのだ
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仲間からは“キング“や“夜“などと呼ばれておるぞ
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と、もう時間じゃな
なな
?
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もうすぐ別れだ
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それと、この記憶は起きた時に言えるからな
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では…
なな
!?
謎の声が聞こえなくなると
周りが急に明るくなり、気がつくと
みなれた場所に寝ていた







