この作品はいかがでしたか?
100
この作品はいかがでしたか?
100
コメント
2件
も う 悲 し い ん だ け ど … …
市民)なあ、あの❈❈森の噂知ってるか?
市民)ああ、あれのことね。知ってるさ
市民)確か
市民)あの森に行った者は帰ってこないというやつでしょ
市民)そうそうそれそれ!
市民)急になんでそんな話をするのさ?
市民)いやぁそれがさ、俺実はその正体分かったかもしんねぇんだ!
市民)はあ?何馬鹿なこと言ってるんだよ
市民)まあまあ、とりあえず耳は傾けてくれよ
市民)❈❈森に行った者は帰ってこない理由、、つまり何物かがそこに住んでいるからだ!
市民)つまり、そこに住んでいる奴は昔脱走した死刑囚が正体だ!
市民)、、、、聞いて損した
市民)は?これでもかなり頭を使ったんだからな!!
市民)大体ねぇ、、あの森は
市民)閉鎖されてるんだよ
市民)だから森にいる猛獣に襲われただけじゃないか
市民)さり気なくサイコ発言やめとけ
市民)でも確かに、、、、
市民)たまに森の方からうめき声が聞こえるよな
市民)だけど、、獣にしてはな、、、
__孤独の少年
br
朝起きて最初の一言がそれ。毎度いつものことだからもうそれにツッコんでだりはしないけど
br
br
br
br
『、、、、』
br
br
br
br
br
『、、、』
br
これは全部
僕の独り言
br
br
br
『、、、、』
br
br
br
br
br
br
br
br
『、、、、』
br
br
いつも僕が言っている言葉
『今日は素敵な日になる』
それは、僕にとって毎日の希望の言葉だ
その言葉のおかげで僕は楽しく生きてるし、いつも希望を見出している
僕はこの❈❈森に住んでいる
父さんと母さんはいない。僕がちっちゃい頃にはまだいたとは思うけどあまり覚えてはない
齢14というまだ幼い子供ではあるけど一応なんとか生活できている
br
br
言い忘れていたことがある
僕は街に降りたことはない
、、、、いや、昔はいつも降りてた
ザクッザクッザクッ
br
br
br
br
僕が街へ降りない理由はちゃんとある
『回想』
br
br
店主)あいよ。##円な
br
店主)まいど。また来いよぶるーく!
br
僕はいつも街へ降りて買い物をしていた
昔は沢山の人に話しかけてもらったりしてくれて生活に不便はなかった
だけど
市民)おい、、あれって噂のガキじゃね?
市民)ああ、、確かにそう見えるな、、
市民)きっとあのガキこそが
市民)ある日に人を無差別に殺めてその時ついた血を見て喜ぶあのイカれた少年、、
市民)『紅少年』
br
市民)だ、、だがあんな弱そうなガキが人を殺めることは、、ない、、よな
市民)分からないが、、、特徴が似ているから警戒せねばならないな、、
市民たちが僕の噂話をしている
『紅少年』というのらしい
紅少年は決して僕ではない
人を殺めることがどれほど辛いことか、、、知っているから
店主)まったく、、ぶるーくが人を殺めるだなんて考えつかねぇわ
店主)大丈夫だぶるーく。俺はぶるーくの『味方』だから決してぶるーくを疑ってないからな!
br
br
その噂話のせいで
br
市民)、、、、、
市民)、、、、
店主)、、、、
br
br
店主)、、、、話しかけんなよ殺人鬼が(小声)
br
誰にも話しかけられなくなった
きっと殺されるのが怖いからだろう
とりあえず、その噂話のせいで僕は独りになってしまった
今まで気軽に話しかけてくれた人にも無視されてしまった
br
br
br
br
br
数時間後 【夜】
br
br
br
br
『、、、、』
br
肝心のお客さんが来ない
br
br
br
br
br
br
br
br
br
こんな台詞を言ってるいるけどそれはもう毎日のことだ
こんな森に誰も来るわけなんかない
誰も招待するようなことをしていない
最初から、、来ることなんかないんだ
br
br
光すら薄くて暗いこの森の影響で紅茶が冷たく感じる
別に、いつものことだ
こんな生活なんか当たり前だ
br
br
br
br
先の未来なんか知っている
どうせ明日も誰も来ないで独りに過ごすだけだ
それがいつものことだ
br
br
本当に、、そうなんだろうか
確かにこの生活はもう日常茶飯事
だけど
独りは、、、、寂しい
、、、みんなに無視されたあの日からずっと孤独を感じてきたんだ
たった一つの噂のせいで
でも僕は、その噂を否定するような行動を移さなかった
いや、
『移せなかった』
きっと僕は移した後の結末を考えてしまい行動に出せなかったのだろう
まず自分が行動しないと周りの人から分かってもらえないのに、、、、
変わろうとしない
br
br
br
なのに、、後のことが怖くて行動に移すことができない
僕が変わろうしない限り
生涯孤独だ
変わりたい、、変わりたい、、、、
でも、、やっぱり怖い、、、、
br
br