リクエストありがとう ございます っ 👍🏻💞
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さいきんね まま のちょうしが わるいの
よくせきしちゃったり
たくさんねちゃったりしてるの
そんな まま はぼくからみたら すごくほそくて 、 しんどそう
でもね
( がち ゃ
ぱぱ はかえってくると いつも ぼく をみてきげんが わるくなるの
ちゃう ... っ 、 ?
まま がしんどくなっちゃってる のもきっと ぱぱ のおきげんの せいなの
それをわるくしちゃってるのは ぼく だから
ぼくがいなくなれば まま はしあわせにくらせるのかな
さいしょから ぼく なんて いなけりゃよかったんだ
うまれてこなきゃよかったの
こうやって まま のあたたかさを かんじられるのもいまだけなの
もう ぼく はここからいなくなる んだから
まえ 、 ぼく みちゃったの
らくにしんじゃうほうほうが あるんだって
そのほうほうなら ぼく にでも できそう っ ておもったの
どっかいけって
負担かかっとるん
やろうな ぁ 、 っ
まま はやさしいからこんな ぼく もしんぱいしてくれるんだよね
だいじょうぶだよ
まま はこれからは ぱぱ と ふたりでしあわせにくらせるん だもん っ
いなくなっちゃうまえまでは げんきでいなくちゃ
しんぱいかけすぎちゃったら また ぱぱ におこられちゃうや
ううん 、 そんなことないの
まま からのおおきなやさしい あいはね
ぼくにたくさんた ー くさん つたわってたんだよ
ぼくずっとしあわせだったんだもん
まま が ぼく に 『 あいしてるよ 』 っ ていってくれたこと
ずっとわすれないよ
くるね ... っ !
行かれへんねん 、
これいじょういたら ぼく ないちゃうや
はやくおふろいかなきゃ っ
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あれから15分後
隣で まろ がかたかたと震えて いるのが写る 。
最近俺自身の様子が可笑しいと 感じることがある
俺には子供なんて必要ない
むしろ邪魔まで感じていた俺が 息子である いむ に
手を上げることが出来なくなった
なぜだろう
単純に可哀想
そんな感情が芽生えていた
大丈夫だよ
まろ が今も相変わらず震えており 先程俺は いむ に強く当たり 過ぎてしまったように感じる
この気持ちはなんだろう
わからない
俺はこんな気持ち知らない
見に行く っ 、 ..
まろ がしびれを切らしたかの様に リビングから飛び出していった
するとしばらくして
がた っ という音と共に なんとも弱々しい声が 聞こえてきた
まろ に何が
そんな思いを拭いきれず 俺もリビングを飛び出していった
が 、 そこには まろ が崩れ 何かを抱きかかえながら 小刻みに震えているのが 見えた
それも いむ を
もしかして
思ったときには遅かった
なんとか生きてはいたみたいだ
なんだこの胸騒ぎは
苦しい 、 胸が締め付けられる
わからない 、 怖い怖い
冷たい いむ を抱きかかえてる まろ も
どんどんと体温が下がって いる
きっと恐怖からだろう
俺には何ができるんだ
今まで散々罵声や暴力を 振るっていた息子に
そんな考えを抱きながら俺は 病院にむかった
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この無機質な廊下に響く 機械の音
それと共に俺の腕の中で 啜り泣く嫁
そんなごちゃごちゃな環境の中 俺は先程から抱いていた 感情の答えを知った
愛情だ
俺は俺が気づかないうちに いむ に愛情を向けていたんだ
子供として
大切なたった一人の息子として
なぜ今まで気づかなかったんだ
手術室には手術中の文字が 消えることなくついている
それが俺の中である 悲しみのようで
消えなくて 、 消えてほしいと 思っていても自分にはどうしようも できないこと
でも
ただ助かってほしい
今の俺はそんなことしか 考えられなくて
手術室の電気が消えたことに 気がついたのは まろ が 泣き崩れたときだった
まろ の涙にはただた 思いがたくさん詰まった涙だった
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2週間後
あれから俺たちは毎週の ように出かけるようになった
家族との時間は永遠ではないことを 知ったから
遊ぶ ~ ??
鬼してあげる ~ !
存在だからね
これからは一秒たりとも無駄に したくはない
それであったはずの幸せが 失われるのはいやだから
子供の成長が親の1番の 幸せだと初めて知った日 。
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