レイ
うっ……
君は蝉の声と共にフラッシュバックして
吐きそうになっていた
暇つぶしのために辺りを見渡した
地面を見たら君には影が無かった
君はもう二度と帰ってこないんだとまた思った。
アカネ
大丈夫?
レイ
…うん
お揃いのキーホルダー
私のも君のも、同じところが千切ていて
私と君の絆の様に見えた
レイ
ありがとう
レイ
アカネがいたから私、いじめられていた時、大分楽だった。
アカネ
…そっか
いじめ
本当は私が仕掛けていたんだ
君の机に花瓶を置いて
でも、もう君はいないから
私は次の標的の机に花瓶を置いた
そんな事君は何一つ知らないから
友達だった私に助けを求めていた
滑稽だった
アカネ
これからはお互い助け合っていこう
レイ
もちろん
君が悪かったんだよ
私を全然見てくれなかったから
これしか無かったんだ
君が苦しんでるところは見たくなかったけど
助けが欲しかったんでしょ?
苦しみでで溺れてく様な手に私は
口吻をした
その時の君は顔が真っ赤になっていた
レイ
大好き
アカネ
ありがとう
薄笑いを浮かべる獣たちが
心が晴れるまで
私は君を助けたつもりだった
レイ
ふふ、私のスカート見て
レイ
すごくボロボロ
アカネ
可哀想
レイ
笑わせるために言ったのに
アカネ
そうなんだ
ハサミで切り刻まれたスカート
醜かった
夏の静かな教室で
君をいじめていたのを
私は影から見ていた
君が「やめて」と叫んでいた
やまびこのように私の方に声が跳ね返ってきていた
青空の下
残酷な事を私たちはやっていた
レイ
これからも私を助けて
アカネ
うん
やっぱり助けを求めている
私が居なくちゃ君は…
レイ
アカネが居なくちゃ私
レイ
居場所なんて無いの。
アカネ
!!
誰もいない世界で
愛し合えたらどれだけいいか
私と君は分からないんだ






