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寧々
ワンダーステージ前の木々の中にわたしの声がすぅ、と溶けていく。
それがなんだか心地よくて、ほうと息を吐いた。
寧々
類
寧々
寧々
類
寧々
類
寧々
寧々
類
寧々
寧々
類
寧々
ステージの真ん中を陣取って、少しにんまり笑ってみせると類は目尻を下げて優しく微笑んだ。
類
寧々
ふぅ、と一息ついて、息を吸い込む。
ほろほろと空気に溶けやすいように。 でも決して脆くはならないように歌声を響かせた。
えむ
少し遠くから聞こえてくる、天真爛漫が似合いすぎるえむの声ではっと歌い出してからどれほど時間が経っていたかを実感する。
寧々
えむ
えむと距離が縮まったと思ったら、ぽすりと小さな衝撃。
寧々
わたしに頬を擦り寄せて来るのが可愛くて、つい桃色ののまぁるい頭を撫でた。
えむ
寧々
司
寧々
寧々
寧々
えむ
ぐわぁぁ!という断末魔を横目に歩こうとすると、木々の間に何かがきらりと光った...気がした。