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第1話 - 一時保存:2020/09/21 23:44

2020年09月22日

#コード・ブルー

#名緋

#藍白

名取美帆子

数ヶ月…

産婦人科の先生

名取さん、名取美帆子さん

緋山美帆子

はい（診察室に入る）

産婦人科の先生

お久しぶりです

緋山美帆子

お願いします

産婦人科の先生

はい。座ってください

緋山美帆子

失礼します（座る）

産婦人科の先生

今日、旦那さんは？

緋山美帆子

今、ヘリ要請で

産婦人科の先生

大変ね

緋山美帆子

はい

産婦人科の先生

エコーするから、横になって？

緋山美帆子

（横になる）

産婦人科の先生

洋服めくってもらってもいいかしら？

緋山美帆子

はい（服をめくる）

産婦人科の先生

お腹、大きくなりましたね

緋山美帆子

そうなんです

産婦人科の先生

（エコーする）あっ、性別知りたい？

緋山美帆子

はい

産婦人科の先生

〇〇〇だね

緋山美帆子

〇〇〇か…絶対、旦那も喜びます

産婦人科の先生

これ、エコー写真です（渡す）

緋山美帆子

（受け取る）ありがとうございます

産婦人科の先生

また、1ヶ月にお願いします

緋山美帆子

はい、ありがとうございます（診察室からでる）

名取颯馬

（立ってる）

緋山美帆子

あっ、颯馬

名取颯馬

間に合わなかった（スクラブに血が滲んでる）

緋山美帆子

颯馬？どうしたの？

名取颯馬

何が？

緋山美帆子

腕

名取颯馬

（腕を見る）

緋山美帆子

（スクラブをめくる）あっ

颯馬の腕からは大量の血が

緋山美帆子

痛い？

名取颯馬

ちょっとね

緋山美帆子

そっか。今日の現場結構ひどかったんだ

名取颯馬

うん、爆発事故だってさ

緋山美帆子

良かった、颯馬が爆発に巻き込まれなくて

名取颯馬

いてて

緋山美帆子

医局行こう？手当てしてあげるから

名取颯馬

うん

医局で

緋山美帆子

座って？

名取颯馬

（座る）

緋山美帆子

傷、深そうだね

名取颯馬

そっか

そして、処置が終わって

緋山美帆子

はい、OK

名取颯馬

ありがとう

緋山美帆子

今日は、ヘリ担変えて貰いな？

名取颯馬

うん

緋山美帆子

あと、スクラブ着替えてきて？家帰って洗っとくから

名取颯馬

いいの？ありがとう

緋山美帆子

ううん

名取颯馬

そういえば、性別どっちだった？

緋山美帆子

じゃあ、男の子だったら一緒に何したい？（隣に座る）

名取颯馬

サッカーとか、電車とかで遊びたい

緋山美帆子

女の子だったら？

名取颯馬

おままごと、とか人形で遊びたい

緋山美帆子

（お腹を触る）良かったね、パパはおままごと一緒にしてくれるって

名取颯馬

てことは

緋山美帆子

女の子でした！

名取颯馬

本当に？

緋山美帆子

うん

名取颯馬

嘘じゃない？

緋山美帆子

嘘つかないし

名取颯馬

ありがとう（強く抱きしめる）

緋山美帆子

痛い痛い

名取颯馬

ごめんごめん（離れる）

緋山美帆子

離れるのは、やぁー

名取颯馬

（抱きしめる）

緋山美帆子

（抱き返す）

名取颯馬

あのさ、俺からのお願い1個聞いてくれる？

緋山美帆子

うん

名取颯馬

（美帆の手を握る）産休をとってほしい

緋山美帆子

（握り返す）分かった

名取颯馬

ありがとう

緋山美帆子

白石に言ってくるね

名取颯馬

俺も行くよ

緋山美帆子

大丈夫だよ

名取颯馬

心配だから

緋山美帆子

心配性のパパでちゅね（お腹を撫でる）

名取颯馬

すいませんね、心配性で

緋山美帆子

早く、探そう。腕、痛い？

名取颯馬

ちょっと、痛むだけだから

緋山美帆子

白石、どこ行ったんだろう

人通りが少ない廊下で

緋山美帆子

本当にどこ行ったの

名取颯馬

さぁ？

白石恵

耕作、やめて

藍沢耕作

嫌だ（ディープキスを何回もする）

名取颯馬

み、美帆

緋山美帆子

ん？

名取颯馬

あそこ（指をさす）

緋山美帆子

わぁーアツアツだね（写真を撮る）

名取颯馬

（動画を撮る）

緋山美帆子

１回、戻ろう？疲れちゃった

名取颯馬

そうだな

俺たちが医局に戻って、数分後

白石恵

あっ、緋山先生！検診お疲れ様

緋山美帆子

おっ、ラブラブ夫婦！

白石恵

何？

緋山美帆子

（写真を見せる）あんな所でしないでくれる？

白石恵

（顔が真っ赤になる）

緋山美帆子

とりあえず、話したい事あるから座って

名取颯馬

美帆、買ってきたよ

緋山美帆子

ありがとう

名取颯馬

何飲む？

緋山美帆子

なら、これ（ジュースをとる）

名取颯馬

なら、俺はこれにするわ。白石先生もどうぞ（コーヒーを渡す）

白石恵

ありがとう

緋山美帆子

それでさ、実は産休をもらいたいんだけど

白石恵

分かった

緋山美帆子

ごめんね、人手不足の時に

白石恵

ううん、大丈夫

緋山美帆子

颯馬のジュース美味しそう。ちょっと、ちょうだい

名取颯馬

やだ

緋山美帆子

私のもあげるから

名取颯馬

じゃあ、飲ませて？

緋山美帆子

なら、颯馬も飲ませて？

名取颯馬

全然いいよ（ジュースを飲ませる）

緋山美帆子

これ、美味しい。今度からこれ飲もう。はい、颯馬も（飲ませる）

名取颯馬

美味しい。俺もこれからこれにしよう

緋山美帆子

なら、交換しよう

名取颯馬

（交換する）

緋山美帆子

白石も大丈夫だった？

白石恵

何が？

緋山美帆子

今日の現場、爆発事故で結構酷かったんでしょ？

名取颯馬

あっ、美帆このジュース美味しいね

白石恵

爆発事故？何それ、今日の現場に爆発は1個もないよ？

緋山美帆子

えっ、でも颯馬が

白石恵

えっ？名取先生、最近疲れてるの？今日の事故は車と人の衝突事故だよ？私、ICU行ってくるね（ICUに行く）

名取颯馬

お、俺もICU行ってくるね（行こうとする）

緋山美帆子

（腕を掴む）どういうこと？爆発事故って作り話だったの？私に嘘ついたの？

名取颯馬

い、いや俺最近疲れてるのかなアハハ

緋山美帆子

嘘はいいから。何があったの？

名取颯馬

だから、何も無いって

緋山美帆子

嘘つかないでよ

名取颯馬

美帆に俺の気持ちなんか分かんないよ（強めに）

緋山美帆子

…

名取颯馬

あっ

緋山美帆子

今日は、家には帰らないから。仕事、頑張ってね（医局からでていく）

名取颯馬

美帆！（腕を掴む）

緋山美帆子

（振りほどく）やめてよ（強めに）

名取颯馬

ごめん…

緋山美帆子

（車に乗ってある所に行く）

数分後、私は花を買ってある場所に来た

緋山美帆子

（おばあちゃんのお墓の前に来る）おばあちゃん、久しぶり。最近、来れてなくてごめんね。旦那と喧嘩しちゃった（笑）

数分、お墓の前にいたら聞き覚えのある声がした

名取颯馬

ここか…

緋山美帆子

（振り返る）

名取颯馬

美帆のおばあちゃんのお墓なんだって？俺、挨拶しなきゃ。初めて来たから

緋山美帆子

そうだね…

名取颯馬

（美帆の隣にしゃがむ）こんにちは、名取颯馬です。去年、美帆子さんと結婚させていただきました。俺が一生かけて美帆子さんを守ります。なので、空から見守っていてください

緋山美帆子

おばあちゃん、私ちゃんとした人見つけたんだよ？颯馬は、私の本当に愛する人です。お腹の中には颯馬との赤ちゃんもいます。1月辺りに産まれる予定だよ、女の子だって

名取颯馬

おばあちゃんは、どんな方だったの？

緋山美帆子

唯一、私の味方をしてくれた人

名取颯馬

味方？

緋山美帆子

（立つ）私ね、いじめられた時期がちょっとあったの。それで、階段から落とされて、みんなからは｢美帆子が落ちたんだって｣言われたの。でも、おばあちゃんは違った。｢美帆子が落ちるわけないじゃないですか｣って、学校まで言いに来てくれた。親と喧嘩したら、いつもおばあちゃんの家に行ったら美味しいご飯が置いてあって、｢今日は、美帆子が来る気がしていっぱい作ったのよ｣って、私の好きな料理ばっかり作ってくれた

名取颯馬

優しい、おばあちゃんだったんだね

緋山美帆子

うん。それで、おばあちゃんに｢ちゃんと自分の事を愛してくれる人を探しなさい｣ってよく言われてた

名取颯馬

（立つ）その人は、見つかった？

緋山美帆子

んー分かんない。でも、私はその人の事を世界中の誰よりも愛してる

名取颯馬

それって俺の事？

緋山美帆子

それ以外に誰がいるのよ

名取颯馬

俺も美帆の事誰よりも愛してる

緋山美帆子

（笑う）

名取颯馬

あのさ、さっきはごめん

緋山美帆子

私もごめん

名取颯馬

じゃあ、みほの実家で話聞いてもらうか

緋山美帆子

いいよ

実家で

緋山美帆子

ピンポーン）

緋山の母

はーいって2人じゃない

名取颯馬

お久しぶりです

緋山の母

美帆子もお腹大きくなったわね

緋山美帆子

（お腹を触る）うん、お父さんは？

緋山の母

今日は、7時ぐらいに帰ってくる予定よ

緋山美帆子

そっか

隣の家のおばちゃん

あら、美帆子ちゃんじゃない！

緋山美帆子

おばちゃん！

隣の家のおばちゃん

もしかして、おめでた？

緋山美帆子

うん。1月には女の子が産まれる予定

隣の家のおばちゃん

旦那さん、イケメンね

名取颯馬

名取颯馬です

緋山の母

とにかく、みんなあがって

そして、颯馬と私は私の部屋でおばあちゃんとお母さんはリビングで

緋山美帆子

で、何があったの？

名取颯馬

この1週間、責められてばっかだった

緋山美帆子

えっ？

名取颯馬

今日がこの一週間で特に酷かった

緋山美帆子

何が、あったの？

名取颯馬

衝突事故で、事故にあった人が妊婦さんだったの。それで、お腹の中の赤ちゃんを救えなかった（号泣する）

緋山美帆子

（自分のお腹を触る）そっか

名取颯馬

もし、この処置をしたのが美帆とか藍沢先生だったら、助かったかもしれない。これから、あの人は旦那さんと赤ちゃんと3人でこれからの俺らみたいに幸せな未来が待ってたかもしれないのに。それを、俺が台無しにした

緋山美帆子

（抱きしめる）辛いよね、泣きたいだけ泣きな？

名取颯馬

うわぁぁん

緋山美帆子

ごめんね、気づいてあげられなくて（背中を摩る）誰よりも、颯馬と一緒に居たはずなのに。てことは、腕の怪我もやられちゃった？

名取颯馬

ｺｸｯピンセットとか色々ぶん投げられて、旦那さんにも殴られた

緋山美帆子

えっ？ちょっと、見させて？（服をめくる）相当、やられてるね。あっちで処置しよう？

名取颯馬

うん

緋山美帆子

立てる？

名取颯馬

大丈夫

リビングで

緋山美帆子

颯馬、座ってて？色々持ってくるから

名取颯馬

うん（座る）

緋山の母

美帆子と喧嘩？には、見えないけど

隣の家のおばちゃん

大丈夫？

名取颯馬

大丈夫です。俺が悪いんで

緋山美帆子

颯馬、お待たせ（隣に座る）

名取颯馬

うん

緋山美帆子

（処置をする）

名取颯馬

（1滴涙を流す）

緋山美帆子

颯馬？

名取颯馬

ｸﾞｽｯ俺が全部悪いのに、美帆にも迷惑かけちゃった

緋山美帆子

夫婦なんだよ？それぐらい、気にしなくていいの

名取颯馬

でも、ｸﾞｽｯ

緋山美帆子

颯馬は、フェローの時から何も変わってないね

名取颯馬

えっ？

緋山美帆子

そうだ！いい事教えてあげようか？

名取颯馬

何？

緋山美帆子

（颯馬の手を自分のお腹にあてる）ついさっきから

名取颯馬

お腹、蹴ってる？

緋山美帆子

うん。赤ちゃんも颯馬の笑った顔が好きなんじゃない？

名取颯馬

（大粒の涙が流れる）

緋山美帆子

ふっ

名取颯馬

やべっお義母さん達に見られてるのに、こんな泣いちゃう

緋山美帆子

（抱きしめる）思いっきり、泣きな？

名取颯馬

（号泣する）

数分後、颯馬は泣き疲れて寝てしまった

緋山美帆子

（毛布をかける）お疲れ様

緋山の母

何があったの？

緋山美帆子

私たち救命医によくある事

緋山の母

そっか

隣の家のおばちゃん

大変ね

緋山美帆子

うん。私も一眠りしようかな

緋山の母

今日のご飯は、オムライスよ

隣の家のおばちゃん

私も食べていってもいい？

緋山の母

もちろん

そして、数時間後颯馬の声で目が覚めた

名取颯馬

美帆、ご飯だって

緋山美帆子

ん？ご飯？

名取颯馬

うん

緋山美帆子

なんか、怖くなっちゃった

名取颯馬

何が？

緋山美帆子

（起き上がる）私も妊婦だから、出かける時に事故にあったらどうしようって

名取颯馬

そっか

緋山美帆子

颯馬？顔赤いよ？

名取颯馬

えっ？

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名取美帆子

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