注意 かっこいい三郎は居ません
学級委員長委員会の活動室
今日は5年生が2人だけ。 日の差す暖かい部屋の中でサラサラと筆の滑る音だけが鳴っていた
尾浜勘右衛門
大きい欠伸がその静寂をかき消した
鉢屋三郎
鉢屋三郎
鉢屋三郎は溜息をつき、 チラッと勘右衛門へ目線を送る
だが、尾浜勘右衛門のやる気はとうに尽きてしまったようで、筆を机にカタンと置き床に転がってしまった
尾浜勘右衛門
尾浜勘右衛門
尾浜勘右衛門
鉢屋三郎
尾浜勘右衛門が愚痴をこぼすのも正直仕方の無い事である。
なぜなら、彼らのこなしている仕事は本来事務員の小松田秀作が行うはずのものだったからだ
小松田さんが、書き写す書類を取り間違え、そのまま配布用に50枚程書き写してしまったが故に今こんな事になっている
尾浜勘右衛門
尾浜勘右衛門
鉢屋三郎
尾浜勘右衛門
鉢屋三郎は拳にギュッと力を入れる
鉢屋三郎
鉢屋三郎
尾浜勘右衛門
尾浜勘右衛門は先の質問をしたことを酷く後悔した
鉢屋三郎
鉢屋三郎
尾浜勘右衛門
尾浜勘右衛門
三郎はより1層手の動きを急かし、勘右衛門も休憩を終えて書類へと手を伸ばす
この後は、流石学級委員長と言ったところで、手際よく書類を終わらせた。 三郎は図書委員会の委員会終了時刻に間に合ったとさ
終わり
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