雨の日はほんのり甘い

廊下に響き渡るのは 仲のいい二人の声

桃くんと黄くん

二人はいつもよく一緒にいて、 よく「付き合ってるんじゃないか」と 噂まで立てられるくらいだ

そんな二人を見て今絶賛嫉妬中の僕

僕は黄くんのことが好きだ

黄くんとは付き合っていない 僕の意気地なしな性格のせいで

まだ告白できていない

多分そろそろ黄くんにも 恋人ができるんじゃないのかなと なんならもういるんじゃないのかと 思っている

なんだかんだ黄くんと、桃くん お似合いだし、、？

だって今も見てよ

黄くんなんて顔真っ赤にさせて 桃くんと話してる

いいなぁ、なんて思いながら 二人の姿を遠目から眺めていた

今は仲のいい桃くんと お話中です

と言いたいところですが 本当のことを言うと、

もう誰もいないだろうと思い とある教室をちらっと見たら

運のいいことに好きな人が 座ってて

これはチャンスなのでは？と 思いドアに近づいた時

ﾊﾞｼｯ

邪魔が入ってしまい僕の 作戦は失敗です

せっかく二人っきりで話せると 思ったのに、

相合傘したいとか、// そんなこと//

え、

え、ちょ？何かってに決めてんのさ

僕の心の準備が、//

うわぁぁぁ、、いい人 もう好きです(？)

優しい、惚れ直すわ

でも、別に桃くんと帰りたい 訳では、、

お、！こ、これは、、 相合傘のくだり、⁉︎

青くんと相合傘、// んふふ、笑雨なんて止まなくていいです

待ってそう言うこと？ うわぁ、勘違いしてた自分が恥ずかしい

なんだか桃くんが青くんの 耳元でなんか言ってる

二人だけずるい

青くんが突然顔を赤らめた それと同時に桃くんは笑いだした

はい！///きました！！ 桃くんですか？//言ったの

初めて友達でよかったと 思いました(失礼)

傘に入れてもらい

いつもよりも青くんとの距離が近い

やばい心臓の音聞こえてないかな？/

すると突然

石に躓いて転びそうに、、

なったところを 青くんに

ｶﾞｼｯ

腰を掴まれて助けてもらいました

まだ青くんは僕の腰に手を回した ままで離す気配はなかった

エンド