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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 天使パロ⚠️
rara🎼
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灰色の雲が、天界の高みに重く垂れ込めていた。
今日も天使たちは、地上に降りる使命の準備に追われていた。
神の光を受け、人々に「救い」をもたらすこと__
それが彼ら天使の本分であり、存在理由だ。
だが、その日。
こさめはふと、違和感を覚えた。
こさめ_アークエンジェル
空中に浮かぶ書簡を抱えたまま、こさめは所在なげに広場を見渡す。
よく一緒に任務に出ていた“先輩”の姿が、もう幾日も見当たらなかった。
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
いるま_ドミニオン
こさめ_アークエンジェル
吐き捨てるように答えたいるまの声に、こさめは小さく目を見開いた。
その声音には、普段とは違う冷たさがあった。
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
気まずさを隠すように、こさめは書簡を胸に抱いてそっと背を背ける。
いるまの視線がその背を追ったが、すぐに逸らされた。
いるま_ドミニオン
心の奥でそう呟いながら、いるまは静かに拳を握り締めた。
一方、天界の西側に位置する“調律の園”__
そこには、座天使であるらんの姿があった。
咲き乱れる光の花を手入れしながらも、どこか落ち着きの無い様子だ。
らん_ソロネ
らん_ソロネ
誰にともなく、そう呟いた。
なつと同じ階級で、しばしば任務を共にしていた。
無口で素っ気ない奴だったが、妙な正義感と熱を秘めていたのを、らんは知っていた。
らん_ソロネ
らん_ソロネ
小さくため息を吐き、咲いた花を一輪、摘み取った。
その頃、記憶の殿堂の片隅。
すちは光筆を握って天界の記録を描いていたが、ふと筆が止まった。
すち_ヴァーチャー
独り言のように呟きながらも、心の中ではずっと気にしていた。
上から三番目の階級にいた“暇ちゃん”__
なつの存在は、すちにとって憧れでもあった。
最近、いるまちゃんの顔色も悪いし、こさめちゃんも沈んでる
何が起こってるか、聞いたら行けない雰囲気だけど__
すち_ヴァーチャー
すちは立ち上がると、記録を閉じて歩き出した。
そして、天界南の見晴らし台。
雲の切れ目から地上を眺めていたのは、能天使・みことだった。
みこと_パワー
みことだけは、まだその事実を受け入れられていなかった。
なっちゃんのことやから、何か深い考えがあるかもしれない
けど__
なっちゃんの気配が、もう天界にないことくらい、分かってる
みこと_パワー
みことはそっと目を閉じた。
風が羽を撫で、空の彼方から何かが崩れていく音が、確かに聞こえた。
__そしてその夜。
誰もいない空間に、朽ちかけた羽がひとつ、音もなく落ちた。
かつて、天界に名を知られた優秀な座天使・なつは、今、地上と地獄の狭間、“境界”に居た。
なつ_ソロネ
彼は空を見上げ、淡く笑った。
羽は黒く染まり、光を弾かない。
かつて仲間と笑いあったあの空は、今や遥か遠く。
だが、なつの瞳にはまだ消えない火が宿っていた。
なつ_ソロネ
その声は、かすかに震えていた。
第1話・了
rara🎼
rara🎼
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡20
rara🎼
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