霜月
『少女ちゃんへ、
いきなりでごめんね?もう、耐えられないや…少女ちゃんがずっと守ってくれていたけど、私の身体はもう限界みたいでさ…少女ちゃんがいじめを辞めるように皆に呼び掛けてくれてたのも知ってる。私より早く登校して、上履きの中の画鋲を取ってくれたり、いつも教室の前で待っててくれて、私の代わりに水が入ったバケツを浴びてくれてたのも、掃除場所も委員会も部活も一緒に、なってくれて、ありがとう。少女ちゃんは、家の事で大変なのに…。私に時間を割いてくれてありがとう…。本当に感謝してもしきれないほどのありがとうをくれてありがとう。私は、少女ちゃんのことがとても大好きです。少女ちゃんと過ごす時間がとっても好きで、少女ちゃんが居てくれたから、私は、生きていられた…でも、もう無理だから…私は、少女ちゃんに迷惑を掛けたくない…だから、今までありがとう。本当に少女ちゃんと居た時間は、暖かった。私の代わりにいじめられているのに、少女ちゃんは、ずっと笑顔で居てくれる。でも、私が居なくなれば、そのいじめは止まるから…だから、いなくなるね…?今まで迷惑を掛けて本当にごめんなさい…。そして、守ってくれて本当にありがとう。
〇〇より』
