コーヒーを淹れた後
やり慣れたmixの作業をしっかりと終わらせて一息つく
眠たい
すっごい眠たい
そんなことを考えながら空になったカップを片付ける
もういいや
疲れたし洗うの明日にしよう
あっもう今日か
静馬
考えるの疲れてきたな
うん。やめよう
今すぐベッドに行こう
今回はちょっと頑張りすぎた
4徹は僕には早かったか...
〜移動中〜
僕は布団に入って直ぐに目を瞑ったのだった
暗い
ここは何処だろう
ゆ...め?
夢か...久しぶりに見るな
女
き、キャアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
耳を貫くような叫び声が聞こえて
瞬間目の前の状況が頭になだれ込んできた
静馬
くっ...そ
キィィィィィィィン───────
耳鳴りが聞こえて"夢''とやらは過去に見た事のある景色に切り替わっていく
雫
静馬~あれ?おーい
雫
静馬!!!
静馬
あっ..ごめん僕ぼーっとしてた
雫
大丈夫だよ~何か考え事でもしてたの?
静馬
いや?何だっけ...分かんない
雫
なにそれ!気になるなぁ~
これは小学生の時...?
雫がまだ居...しずく?
キィィィィィィィン───────
静馬
ま...った!
再び耳鳴りが鳴りさらに画面が切り替わる
雫
静馬静馬!!!私合格したよ!
静馬
良かったね!!僕も合格したよ!
雫
やったぁぁ!!これで一緒の中学に行けるね!
静馬
うん!
静馬
中学...
キィィィィィィィン──────────
静馬
いっ...
高校...大学
次々に流れ出す記憶達を見てると不意に「走馬灯」と言う三文字が浮かぶ
そして遂にはあの記憶にまで辿り着いてしまう
静馬
こ...れは?
静馬
うっ...え
静馬
は...