天乃
少しの間何も言わず一緒にいたが僕はいまだに警戒を解くことができずまだ彼もそんな僕を気にして近寄ってはこない
天乃
猿山 絵斗
天乃さんは僕の持っているらだの青いジャージを見ては項垂れて『本当は少しでも話したいから窓から投げてほしい』と僕に伝えてきた
猿山 絵斗
天乃
それを最後にまた天乃さんは考え事をし始めてしまった
彼は少しの間悩んだ末何か閃いたのかまた口を開いた
天乃
猿山 絵斗
天乃さんはそう言いながら近くの席に僕をみるようにして座った
とても驚いたが言われてみればそうと思えるし僕は確かに将来警察になりたかった
猿山 絵斗
天乃とは僕の旧名
僕が捨てた僕の名前
天乃
天乃
天乃
天乃
彼の言う通り僕は初めて此処にきた時に母さん、父さん……その子ともあった
猿山 絵斗
彼はきっとものすごく自分の弟のことを大切にしているのだと思う
天乃
呂戊太の話をした瞬間いつも以上に悲しそうに、そして嬉しそうにはなすから
猿山 絵斗
天乃
天乃
天乃
天乃
猿山 絵斗
猿山 絵斗
天乃
猿山 絵斗
何も昨日のことは覚えていないがこの噛み跡や首を絞めた後は残っていた方が俺はものすごく嬉しい
天乃
天乃
ガタ
猿山 絵斗
先程まで僕から1番遠い椅子に座っていたが席を立ち上がりこちらに近寄ってきた
教室を出るためにドアに近寄ったが扉は開かず追い詰められてしまった
猿山 絵斗
天乃
天乃
猿山 絵斗
猿山 絵斗
天乃
天乃さん僕の口を押さえたまま上着を取り上て窓の外から捨てた
猿山 絵斗
口を押さえられているので喋れないしおまけに鼻まで押さえているので息も出来なくなってきた
天乃
天乃
天乃
僕の意識はゆっくりと暗くなっていった
俺は俺の手で力が抜けてぐったりしてしまった幼体を優しく抱き抱えた
天乃
目尻には涙を浮かばせ浅く息をし眠っている
天乃
元の世界に帰るためには三つの方法があるらしい
一つはお互いの同意…俺が目指していたものだったが彼の今の状況でそれは絶対にないだろう
二つ目は無理やり屋上の祠に連れて行くことだ。勿論意識がない状態で
三つ目はこの子供を殺すことだ。殺した瞬間帰れるらしいが俺はそれは出来なかった
天乃
外を見ると夕暮れになっているので急がなければならない
コレを逃せば次は無い
天乃
俺は教室を出るためにドアをあけt
グサッ
天乃
???
コメント
3件
うわぁ、刑事呂戊太に依存してそぉ。てか、猿山来た!?猿山もぺんちゃんに依存してるんだろうな…