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アイシアイサレ【2】

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アイシアイサレ【2】

1 - アイシアイサレ【2】

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2018年10月12日

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学校 図書室にて

三崎 亮平

ふぅ……

三崎 亮平

この棚の蔵書点検は完了っと……

僕の高校の図書室は、今度大規模な改修をする事になった

そこで、委員長である僕を含めた図書委員が蔵書の点検をする事になったのだ

花谷 琴音

先輩、こっちの棚の点検持つ終わりました

三崎 亮平

お、ありがとう

三崎 亮平

悪いね琴音ちゃん。

三崎 亮平

夏休みなのにわざわざこんな事手伝ってもらって

花谷 琴音

いえいえ、そんな事無いですよ

花谷 琴音

これも図書委員の務めですからね♪

三崎 亮平

ありがとう

三崎 亮平

とりあえず、今日はここまでにしようか

花谷 琴音

そうですね……流石に疲れました

花谷 琴音

花谷 琴音

あ、…あの先輩!

三崎 亮平

どうしたの?

花谷 琴音

先輩って、その……

三崎 亮平

なに?

花谷 琴音

彼女とか、いるんです……か?

三崎 亮平

急にどうしたの?

花谷 琴音

い、…良いから教えて下さい!

花谷 琴音

(お願い……神様)

三崎 亮平

……それよりさ、少し良いかな?

花谷 琴音

……はい?

三崎 亮平

実は最近ね

三崎 亮平

僕の跡を執拗に付け回してくる変な人が居るんだよ

花谷 琴音

そうなん……ですね……

三崎 亮平

三崎 亮平

君でしょ、僕の跡を付けてくるストーカーは?

花谷 琴音

花谷 琴音

えっと……どう言う事でしょうか?

花谷 琴音

それよりも、私の質問に答えてくださいよ

三崎 亮平

まずは僕の質問に答えてくれるかな?

花谷 琴音

それは……

三崎 亮平

三崎 亮平

まぁいいや、僕はもう帰るから

三崎 亮平

これから『大切な人』に会う予定があるから……

花谷 琴音

……!

三崎 亮平

さよなら

花谷 琴音

先輩……待って

花谷 琴音

花谷 琴音

そんな……そんな……

帰り道 昼間の森の中

三崎 亮平

(ここまで来れば巻けたかな?)

三崎 亮平

三崎 亮平

いや、そう簡単には行かないか……

三崎 亮平

ねぇ、そこの君

三崎 亮平

そんな所に隠れてないで出て来てよ

???

さすがは先輩、バレちゃいましたか……

僕の目の前に、フードを被った少女が出てくる

三崎 亮平

やっぱり、君だったんだね

三崎 亮平

花谷 琴音

花谷 琴音

そんな……いつもみたいに琴音ちゃんって呼んで下さいよ

三崎 亮平

悪質ストーカーにわざわざちゃん付けなんてしないよ

花谷 琴音

……!

花谷 琴音

ひどい……

花谷 琴音

ひどいですよ……先輩

三崎 亮平

人の物を盗んだり、盗撮してきたり……

三崎 亮平

やめてくれないかな?

花谷 琴音

違う……

三崎 亮平

何が?

花谷 琴音

花谷 琴音

そんな事、私の先輩は絶対に言わない

三崎 亮平

私のって、君の物になった覚えは無いよ?

花谷 琴音

花谷 琴音

そうですか

花谷 琴音

なら、仕方ありません

彼女は、ポケットからナイフを取り出し、こちらに向けて来た

花谷 琴音

私と一緒に消えましょう?

三崎 亮平

嫌だね

花谷 琴音

駄目です♪

花谷 琴音

先輩はわがままですね

花谷 琴音

花谷 琴音

今、私と一つにしてあげま……

バンッ!

花谷 琴音

花谷 琴音

あ……れ、これは……

何処からともなく放たれた銃弾が、彼女の胸に孔を開けた

花谷 琴音

あれ……れ?

花谷 琴音

先輩……?

花谷 琴音

セ……ン……パイ?

花谷 琴音

(その場に崩れ落ちる)

彼女は、冷たい笑みを浮かべたまま、絶命していた

三崎 亮平

三崎 亮平

この匂い……

三崎 亮平

そっか、助けてくれたんだね……

僕は、彼女の亡骸を埋葬する為に、鞄からスコップを取り出し、穴を掘ってそこに彼女を埋めた

三崎 亮平

疲れた……

三崎 亮平

帰るか

その頃

天崎 望愛

良かった

天崎 望愛

間に合った………

天崎 望愛

天崎 望愛

亮平くんに手を出したからだよ

天崎 望愛

自業自得だね

天崎 望愛

天崎 望愛

ふふふ……亮平くん♥

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