みんなで……！

それはある日、突如として訪れた

人類はもちろん、人外のやつらもその現象によって滅んだ

とある人達を残して＿＿

楽屋

＿＿そんな他愛のない、いつも通りの会話をしている時だった

ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!!!!!!!!!

なにが起こってるのかを確認する間なんてなく

僕らはみんな＿＿宙に浮かんでいた

なんだこれ…浮いてる……！？

なんで…！？さっきまでみんなと……

いや、この状態で大丈夫なわけないだろ！？

嘘でしょ、！？甲斐田くんの術式でもなんともできないの！？

どうしよう…とは言っても僕に出来ることなんて……

大丈夫なのかどうかは分からないけど…とりあえずやっちゃえ……！

そうして僕は、みんなを虚空の浅い所へと入れた

もちろん、僕も一緒にね

虚空

みんなは……あぁ、よかった。寝てる…

建物は急に倒れるわ、宙に浮かんで落ちそうになるわ…

ほんとなにがなんだか分かんない…

あれじゃ人間どころか、動物全て居なくなるぐらいだって

出た瞬間に得体の知れないのに襲われるのは嫌だしね

数分後

…みんなの顔が苦しくなってきてるし、そろそろ出さないと

ｼｭｯ

ﾄﾞｻﾄﾞｻﾄﾞｻｯ

…よかった、ここならまだ安全かも

ｸﾗｯ

ﾄﾞｻｯ

ﾄﾝｯ