一覧ページ

六面の能力者

第20話 - 📢VS🐰

166

2025年09月07日

#マフィアパロ

#Irisマフィア

#irxs

#irxs 夢小説

こよい

決行当日

ないこ

皆、準備は出来た？

りうら

うん

ほとけ

もちろん！

初兎

いつでも行けるで。

悠佑

俺も。

そう言うないこはどうなん？

ないこ

俺ももちろん準備できてるよ！

ほとけ

それにしても、能力者同士の戦いって、何気に初めてじゃない？

ないこ

そうだね。

ないこ

もしかしたら、今日が一番死亡率の高い戦いになる。

でも、その6人が仲間になってくれたら心強いよな。

ないこ

でも、リスクが大きい…。

ないこ

俺のワガママに付き合わせちゃってごめん。

そんなん初めからやん。

りうら

そうだよ。

悠佑

わかってて皆ついて来とんやから。

ないこ

ふふっ、そっか。

ないこ

俺は、皆が平和に過ごせるような世界を作りたい。

ほとけ

能力者もそうじゃない人も関係なく……ね！

初兎

絶対叶うよ。
叶えんとあかん。

ないこ

皆……

ないこ

……よし。それじゃあ、行こうか。

りうら

ここが闘技場…？

ほとけ

本当にここに人がいるの…？

ないこ

最近も目撃者の情報があるから間違いないよ。

ないこ

今の時間は6人で何故か集まってることが多いらしい。

ないこ

突撃するぞ。準備は出来てる？

ほとけ

うん！

当たり前やろ。

ないこ

じゃあ行こう。

いるま

！？

暇72

誰だ？

すち

もしかして、また警備隊？

雨乃こさめ

前も言ったけど、ここは退かないよ？

みこと

俺たち今取り込み中だから帰ってくれない？

LAN

もし帰らないなら……！

ないこ

まぁまぁ、落ち着いて？

ないこ

俺たちは警備隊でもないし、君たちの家を荒らす気もないよ。

LAN

ふーん…。

LAN

『俺たちを捕まえるのが目的なのに？』

！？

りうら

こいつやっぱり……！

初兎

僕と同じなんか！？

ないこ

君が思ってるようにはしないよ。

LAN

へぇ…。

LAN

『能力者も普通の人も平等な世界を作りたい』…か。

LAN

そんな世の中作れるわけないだろ！！！

ないこ

君は今のままで本当に良いと思ってるの？

ないこ

このまま、能力者だからって虐げられるような世界でいいの？

雨乃こさめ

トップは僕たちに酷いことしないもん！

ないこ

トップ…？君たち以外にも誰かいるのか…？

LAN

…今から死ぬお前らに教える義理はない！！

LAN

皆…準備できてる？

いるま

…おう。

雨乃こさめ

任せてよ！

LANを含む数人が戦闘態勢をとる

ないこ

まずい…！

ないこ

まろ！！！

了解……！！！

いるまVS初兎視点

初兎

よっ！

いるま

！

いるま

お前！皆をどこにやった！？

初兎

皆を…というか、僕らを瞬間移動させてもらったんよ。

初兎

まろちゃん……青髪の人の能力やね。

初兎

6対6は一番避けたかった事やから。

初兎

乱暴なことしてごめんな。

いるま

…、

初兎

そんなに警戒せんといて？

初兎

まずは話し合おうや。

いるま

ほぼ拉致紛いなことしたやつの事なんか聞けねぇよ。

初兎

あははっ！それは確かにな！

初兎

じゃあ…これでどうや？

初兎は所持していた武器を全て地面に落とした。

いるま

！？

いるま

何がしたい…。

初兎

君と、話し合いたいんよ。

いるま

俺はお前に話すことは無い！！！！

いるま

とっとと消えろ！！

初兎

それは無理な話なんよなぁ…。

初兎

……ふーん。

いるま

……。

初兎

ごめんなぁ…。
君の心、見させてもろうたわ。

いるま

は…？

初兎

君の心、暖かいんやね。

初兎

仲間とはぐれても、ずっと仲間の心配しとる。

初兎

優しいんやな。

いるま

うるせぇ！

いるま

これ以上俺らの邪魔をするなら、お前ら殺すぞっ

初兎

君らはどうして警備隊や他の人のことを襲ってたん？

いるま

お前らみたいにここの闘技場目当てだよ！！

いるまは言葉を強く放ち初兎に殴り掛かったり、掴もうとする

初兎

おっと、あぶねぇ…

初兎

急に殴らんといて？

初兎

僕じゃなかったら当たっとるよ？

いるま

くっ…

いるま

お前…まさか能力者か……！！

初兎

さっきから言っとるやん？

初兎

心が見えるって

初兎

僕の能力は人の心が読めるんよ。

いるま

はっ、ご親切に何でも教えていいのか！？

初兎

ええよ

初兎

僕は君と話がしたいだけやから。

いるま

くそっ、何回殴っても当たんねぇ…っ！ﾊｧ…ﾊｧ…

初兎

ほら、もう体力も無いやろ？

初兎

これ以上戦っても時間の無駄やと思うで？

いるま

……っ

いるま

はぁ……分かったよ。

2人が一定の距離を保ちその場に座り込んだ。

初兎

今のうちに体力の回復を……って思っとる？w

いるま

！？

初兎

だから、僕は心が読めるんやってばw

初兎

まぁ話聞いてくれるならえっか。

初兎

僕の話を聞いて納得するかしないかは、君の自由やし。

初兎

ただ、僕らは君たちに危害は加えたくないってことだけ覚えてて欲しい。

いるま

……。

初兎

そんな緊張せんと、力抜いてこうや？

初兎

なんなら、手とか縛ってもええで？

初兎

それで君が安心するなら。

いるま

…わかった。

いるまは初兎の手を後ろにまわし拘束した

初兎

(あいつ僕に触れたのに能力使わんかったな……)

初兎

(ここに対して何か思っとる事があるんかな…？)

初兎

って、自己紹介がまだやったな。

初兎

僕は初兎って言います。

いるま

…いるま。

初兎

いるま君ね、よろしくな！

いるま

この状況わかってる？呑気すぎだろ…。

初兎

僕は初めから君と話がしたかったんよ！

初兎

実は、ここに来る前に君らの闘技場での動画を見てな？

初兎

それで君と話をしてみたいな〜って思って。

いるま

…その動画面白かったか？

初兎

皆強くて、僕も仲間も興奮しとったよ。

初兎

ただ、相手の動物や人が怪我するんは見てられんかったなぁ…。

初兎

でも、何度も見たら分かったことがあって。

いるま

んだよ。

初兎

怪我こそ派手だけど、君ら6人は相手を皆生きたまま戦闘不能にしてた。

初兎

普通、闘技場での試合はどちらかが死亡すると終了のケースがほとんどなのに…

いるま

……ふん。そんなのたまたまだろ。

初兎

だとしても、殺そうとする相手に加減して勝負をするって凄いことやん！

いるま

それは、トップの命令だから……ぁ…

初兎

トップ？

いるま

ﾁｯ…何でもねぇよ。

初兎

さっきも水色の髪の子も言っとったよな？

初兎

君らに指示を出している人がおるってこと？

初兎

……。

初兎

君は…その人のこと、よく思ってないんやね。

いるま

！！

初兎

隠さんで？

初兎

今の君、どんな顔しとるかわかる？

初兎

心を読まんでも分かるくらいに辛そうな顔しとるで…？

初兎

君の話を聞かせてくれへん？

初兎

きっとないちゃんが助けてくれる。

いるま

ないちゃん……？

初兎

僕らのリーダー。ピンク髪の…。

いるま

あいつか……。

初兎

僕もな、昔に能力者ってだけで悪い奴らに狙われとって……。

初兎

逃げとる時にないちゃんに会って、助けてもらったんよ。

いるま

……話したら、俺らのことも助けてくれるのか…？

初兎

もちろん。君も、君の仲間も。

初兎

約束する。

いるま

……。

いるま

…まず、トップはここの闘技場の持ち主。

いるま

俺たち6人はそれぞれ奴隷としてトップに買われて、そこで出会ったんだ。

いるま

以降、俺は戦闘についてや能力者についてとか色々学ばされて、闘技場へ出るようになった。

いるま

当時、他の奴がどうしてたかは知らねぇけどな。

初兎

そうやったんやね…。

いるま

でも、奴隷商人の元にいる時よりかはマシな生活なんだぜ？

いるま

衣食住もあって、勉強する環境があって、世話になってるトップのために闘技場で働ける。

いるま

試合に勝ったら、一日衣食住が豪華になるしな。

初兎

もし、負けたら？

いるま

それは弱い自分が原因だから躾される。

いるま

躾はマジで痛ぇけど、それ以外は恵まれてると思うよ。

初兎

じゃあ、なんでいるま君はそのトップに不満を持ってるん？

いるま

俺も初めはトップは優しいと思ってた。

いるま

けど、違ったんだ。

いるま

闘技場での生活が慣れてきた時に、トップから対戦相手を殺すなって命令されて…。

初兎

え、ええことやん？

いるま

だろ？俺も思った。

いるま

でも、対戦相手がどうなったと思う？

いるま

トップは俺の知らないところで暗殺者育成計画を企ててた。

いるま

その材料として対戦相手が使われ、一撃で急所を狙わせる訓練がされていた。

いるま

首とか心臓を1発で斬る。

いるま

つまり…的だな。

初兎

そんな…。

初兎

惨いこと……。

いるま

俺も怖くなって一瞬しか見れなかったけどな。

いるま

その育成中の暗殺者の中に……こさめが居た…。

いるま

こさめは水色の髪の奴な？

初兎

あぁ…あの子……

いるま

こさめに問い質したんだ。

いるま

なんの為にやっているのか、お前自身はどう思ってるのかって……。

いるま

そしたら……っ！

いるま

『何がいけないの？トップの為にやってる事だよ？トップがする事は全部正しいじゃん？』

いるま

あいつはそう言ったんだ…。

初兎

そんな惨いことして正しいわけないやろ…？！

いるま

あいつ、多分トップに洗脳されてるんだ。

いるま

闘技場でも時々対戦することがあったんだが、初めての時と今だと性格も戦い方も違ぇんだよ。

いるま

あいつは人を傷つけることを極端に嫌ってた。

いるま

なのに今は嬉々として戦ってる。

いるま

……頼む。

いるま

こさめを助けてくれ……。

六面の能力者

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

166

1件

ハート押せた、！二日連続で読みに来てます笑続きが超楽しみ(*ˊ˘ˋ*)｡♪:*°

こよい

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

六面の能力者

第20話 - 📢VS🐰

作者の他の作品すべて見る

#マフィアパロの新着小説
一覧

関連するタグ

六面の能力者

第20話 - 📢VS🐰

作者の他の作品すべて見る

#マフィアパロの新着小説一覧

関連するタグ

#マフィアパロの新着小説
一覧