恐怖症シリーズ

鏡恐怖症

俺は昔から鏡に恐怖を感じていた。

鏡で見る自分の顔が嫌いなのと鏡を見ると幽霊が映るんじゃないかという不安や恐怖で鏡が怖くなった。

教室の窓に映る自分の顔や、携帯の画面に映る顔、洗面所の鏡が怖く、今まで鏡を見らずに生活してきた。

ﾊﾞｼﾝｯ

大丈夫だよね、、？

ｻｯ

一瞬、自分の顔が映った。

怖い、。

親には鏡が怖いことを話している。

だから洗面所の鏡はいつもカーテンで隠してあって自分の顔が映らない。

それに家の窓も全てカーテンで隠している。

俺の部屋にも窓はカーテンで隠してある。

だから自分が映るものはない。

鏡もない。

クラスでは俺の話で持ち切りだった。

俺は何も言ってないはずなのに鏡が怖いことがバレていた。

学校のトイレはどうにも出来ないから自分の手だけ見る。

絶対に鏡は見ない。

ｶﾞｼｯ ﾊﾞｯ

クラスの人が俺の頭を掴み、鏡を見てしまった。

鼓動が早くなっていく。

呼吸が早くなる。

顔を下げなきゃ。

後ろの人の手を退かそうと手を掴んだ。

だけど、手が震えているせいか力が入らない。

自分の顔がどんどん変わっていく。

怖い。

血だらけになって肉が垂れていく。

やめてくれ。

限界が来て、俺は声が枯れるくらいまで叫んだ。

頭を掴んでいた人の手を爪で掻き、血が出るぐらい爪をくい込んだ。

俺の顔は涙と鼻水とヨダレでぐちゃぐちゃだった。

俺の叫び声を聞いたのかトイレに人が沢山集まってきた。

影山と、月島と、山口も。

髪の毛が抜けるぐらい俺は自分の髪の毛を掴んだ。

ﾊﾞｯ

ｼｬｧｰ

その後、自分の顔を見てしまって過呼吸になったりしたらみんなは過呼吸を治してくれたり、俺が鏡見ないようにしてくれた。

こんに仲間に出会えて良かった。