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碧
私は街なかでぽつりと呟いた
碧
碧
私は星神碧今は街を散歩中です
ポタ.......ポタ.......
私が簡単な自己紹介をしているといきなり雨が降ってきた
碧
碧
碧
碧
私がどこかで雨宿りをしようとしてると突然晴れた
碧
そうここは能力が使える世界
碧
碧
碧
私は静かに呼吸をして空を見上げて空にめがけて手を伸ばした
碧
碧
碧
碧
碧
碧
碧
碧
私は本に書いてあったことに興味を持った
その本のタイトルが
虹の麓
碧
碧
碧
碧
碧
碧
雪
碧
雪
碧
雪
碧
このめちゃくちゃはしゃいで騒いでうるさいやつは雪
一言で言うと猫耳少女？
まぁよく街を歩いているとナンパされるほど......可愛い......らしい？
私にはよくわからないけど
雪
碧
雪
雪
雪
碧
碧
碧
そう雪がずっと騒いでいるから周りの視線がこっちに集まってきていて落ち着かない
雪
碧
雪
碧
雪
雪
雪
碧
碧
雪
碧
碧
碧
私はお金をおいて店を出た
雪
雪
碧
ポタ....ポタ....ポタ
碧
碧
私はなぜか雨が降ったまま突っ立っている
ザーザーザー
次第に雨は強くなっている
私はそんなこともどうでもいいかように
ただ無表情で突っ立っている
碧
碧
碧
碧
碧
碧
碧
碧
雨の中私は独りでに言った
碧
碧
―――さん！
この本って何？
ほうほう
この本は不思議なことが起こったらこの本に記録されて
全部埋まったら不思議な力が宿るんだね
でもその力って？
えぇ！
秘密？酷いよー！
教えて！―――さん！
え？約束？
何の？
この本を埋められたら教えてあげる？
ふふ絶対だよ！―――さん！
碧
少し涙ぐんでしまったから
涙を吹いて家へ向かった
碧
碧
バタン！
碧
碧
私はドアを思いっきりしめなぜか泣いていた
声を押し殺して泣いていた
本当になぜだかわからない
碧
泣かないで
碧
碧
どこからか『泣かないで』という声が聞こえた
その声は優しくて暖かくて温もりを感じられる
碧
碧
碧
碧
ガラガラ
私はベランダに出た
ヒュー(風の音
碧
流れる風を私は静かに受け止めた
碧
碧
碧
碧
碧
碧
虹の麓編
開幕
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