Sato
母さん、蒼は?
母
あら、今日多めにお小遣い渡したからゲームセンターにでも行ってるんじゃない?
俺には小遣いくれないくせに。
Sato
暗いしちょっと探してくる。
頭痛はまだ続いていた。
けれど心配だから。
母
行ってらっしゃい。
母さんも手伝ってくれたっていいじゃないか。
Sato
ッ、全く何処に行ったんだ。
スーパー、ゲーセン、デパート。
公園、遊園地、ペットショップ。
Colo
ももくぅ…!
Sato
ッ!蒼!
やっと見つけた。
Sato
ど、どうしたんだ?
Colo
ッあのね、男の人が僕の手掴んで…
Colo
無理矢理ホテルつれてかれて…
蒼の服は引っ張られたのか
所々伸びていた。
Sato
…すまない。助けてやれなくて。
Colo
ううん。
Colo
迎え来てくれてありがとう。
Sato
一先ず帰ろう。
Sato
疲れただろ?
Colo
うん。
Sato
家に帰って風呂に入ろう
Sato
襲ったのは男か?
Colo
中に水みたいなのが入って…
中出しされたのか…
Colo
怖かったぁ…
Sato
大丈夫。安心しろ。
俺が抱き締めると蒼は何かを鞄から取り出した。
Colo
これ、
Sato
…これって、
Colo
百々くん。欲しがってたから。
Colo
僕買ったの。
Sato
ありがとう。
ドサッ))
蒼は腕の中で崩れ落ちた。