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暑い夜
人間は熱帯夜と呼び日々苦しんでいる
それはペンギン達も同じだった
キキ
ココ
チック
タック
ペペ
ビガジュウ
ビガジュウ
タック
タック
チック
チック
キキ
キキ
タック
キキ
ビガジュウ
キキ
ココ
チック
キキ
タック
ビガジュウ
ペペ
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ココ
ココ
ペペ
キキ
ペペ
ペペ
ビガジュウ
タック
ココ
キキ
ココ
ビガジュウ
キキ
キキ
チック
キキ
高校2年の夏
夜になると知らない番号から電話がかかってくるようになった
スマホ
亜紀
必ず23時17分
最初は間違い電話だと思って無視した
だが三日目、何となく気味が悪くなって出てしまった
亜紀
ノイズの向こうで男の声がした
男
低くて落ち着いた声だった
亜紀
そう聞くと、少し間があってからこう言った
男
意味がわからなくてすぐに電話を切った
でもその夜から、部屋の中が妙に気になり始めた
カーテンの隙間
クローゼットの奥
机の下
亜紀
何も無いはずなのに
視線を感じる
次の日も
スマホ
亜紀
スマホ
亜紀
亜紀
亜紀
男
確かに昨日、暑くて少しだけ開けていた
亜紀
男は小さく笑って言った
男
スマホ
亜紀
怖くなって親に相談した
亜紀
亜紀
亜紀
お母ん
亜紀
だが、いくら探しても
その番号の履歴は残っていなかった
亜紀
亜紀
お父さん
お父さん
亜紀
私は確かに出たのに
おかしい
それでも夜は来る
23時16分
スマホを握りしめて待つ
23時17分
亜紀
ほっとして力が抜けたその時
コンコン
お母さんの声がする
お母ん
亜紀
お母ん
お母ん
血の気が引いた
電話は鳴ってない
通話もしていない
ゆっくり、机の上のスマホを見る
画面は真っ暗
でも
スマホ
相手の名前は、番号ではなく
こう表示されていた
スマホ
その瞬間
背後から
男
とあの声がした
キキ
キキ
ココ
チック
ペペ
ペペ
タック
ビガジュウ
ビガジュウ
キキ
キキ
ココ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
ビガジュウ
ココ
キキ
キキ
ビガジュウ
主
主
主
主