注意書き
ゆんぱ
ゆんぱ
ゆんぱ
ゆんぱ
ゆんぱ
(予想だけど多分多い)
ゆんぱ
本編へどうぞ
トントン
そのまま歩いていると、一つの店に光がついているのに気がつく
そんな事を思いながらいつもの帰り道を疲れのせいか、 おぼつかない足取りで歩く
トントン
この時間はもうここら辺の店は閉まっとるはずやのに)
疑問に思い看板を見てみた
『プランツドール店』
見たことのない名前だ。最近できたのかと思ったが、それにしては古すぎる
気になって中を覗いてみる
中には沢山の人形達が置かれており、 奥にメガネをつけた老婆が何やら作業をしている
店にあるのは人形、と言っても限り無く人間にそっくりで、 今にも動き出しそうだ。
中を見ていると老婆が僕に気づき手招きした
見ているだけでは失礼だと思い、少しぎこちない足取りで中に入った
老婆
すごく真剣に見ていたけど、気になるものがあったかい?
トントン
老婆
確かにこの店は珍しいかも知れないねぇ
トントン
老婆
沢山の愛情と、少しの糖分で動く不思議なドールさ
トントン
半ば引きつりながら応えると、老婆は笑いながら 「信じてないようだね」 と言って、手に持っている一体のプランツドールに目を向ける
老婆
もう忘れられてしまったのかもしれもしれないねぇ
昔はよくお客さんが来てくれたんだっけど…
そう言った老婆は何処か悲しそうな顔をしていた
トントン
老婆
この子達は主人がおらず、ずっと眠ったままで何だか気の毒でね…
老婆
トントン
老婆
目を覚まして誰かに愛される事を望んでいるんだよ
老婆
トントン
トントン
僕も何だか悲しくなり、そう言ってしまった
店内を見渡すと子供、大人、男女様々な種類のプランツドールが居た
みわたしていると、ふと疑問に思った事を口にした
トントン
老婆は手に持ったドールを見て、 「あぁ、この子かい?」 と言い話してくれた
老婆
少し壊れていたから今治してるんだよ
老婆は自慢げにドール見せてきた
綺麗な金髪、白い肌、目は伏せていて見えないが とても美しい男性 男の僕でも目を奪われる程の容姿をしていた
老婆
この子の名は「グルッペン」元々注文されて作っていたんじゃが、
作っている最中に依頼主が消えてしまってね…
老婆
今では誰も買ってくれる人が居らんのだよ
トントン
トントン
トントン
老婆
そう言うと老婆はグルッペンを治し終え僕に渡してきた
持ってみて分かったが、それなりに重い
老婆は慣れているんだろうか?
トントン
老婆
どうか愛してあげて欲しい
老婆
この砂糖菓子を食べさせてやるといい
老婆は机からビンに入った綺麗な花形の砂糖菓子を渡してきた
トントン
老婆
老婆
僕はビンから砂糖菓子を取り出し、グルッペンに食べさせた
トントン
トントン
老婆
老婆
トントン
老婆
そう言ってひらひらと手を振って店から送れ出してくれる
そう言えば名前を聞いていなかったなと思い、振り返ると
そこには明かりの付いていないボロボロの家が建っていた
が、今の僕は疲れと眠気のせいかあまり気にしなかった
帰っている途中、腕の中で ん、 と言う声がきこえた
目を向けると、ぼんやりとした透き通る様な青い瞳が僕をみつめていた
その様子に、少し驚きながらも慌てて彼を下ろす
トントン
トントン
自分の名前は分かるか?
グルッペン
トントン
グルッペン
辿々しい声でそう答えたグルッペンに手を差し出すと、 素直に手を握られた
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
この日からグルッペンとの生活が始まった
グルッペンは、頭が良く何でもすぐ覚えていった
そんな生活を続けて五年が経ったある日の事
彼が
グルッペン
と言ってきたのだ
僕は驚いて彼の目を見た
ヒビが入っていた
どうしようかと思った時、あの老婆の事を思い出した
僕はグルッペンを連れて急いであの店があった所へ行った
店は普通にそこにあった
中に入ると、以前来た時と同じように老婆が店の奥何か作業をしていた
老婆は僕らに気付くと、優しく頬笑み
老婆
と、手を伸ばしてきた
左目が見えない事を説明すると、困った顔をした
どうやらグルッペンの目は特注品で、もう無いらしい
それを聞いて僕も困っていると
グルッペン
と言われ老婆は驚いていたが、すぐに安心した顔をし、 何色が良いか聞いた
グルッペン
老婆
赤は人気があるからね
グルッペン
それを聞くと老婆は赤い瞳と色んな器具を取り出し、 彼の目を慎重に抜き取った
その行為が何だか怖く見えて目を背ける為に店内を見回した
よく見ると何体かドール達が減っていた きっと僕みたいな人達が引き取ったのだろう
そんな事を考えている間に老婆が 終わったよ と、グルッペンの目を見せてくれた
彼の目にはとても美しい赤い瞳が付けられていた
トントン
老婆
老婆
トントン
老婆
これからもよろしくね?
トントン
ありがとうございます
以前来た時と同じように老婆に送り出それて店を出た
振り返るとやはり店は無くボロボロな家が建っていた
トントン
グルッペン
トントン
なんでも無いで
トントン
グルッペン
そんなの決まっているだろう?
そう言うと彼は、はにかみながらも自信げに
グルッペン
と言った
END
ゆんぱ
ゆんぱ
指、疲れませんでした?
お疲れ様でした
ゆんぱ
ゆんぱ
気になる方は調べてみてください本が出てくるはず
ゆんぱ
ゆんぱ
よほど暇で無い限り出ないので期待しないでください(`・ω・´)<スマヌ
ゆんぱ
ゆんぱ