テラーノベル
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夕方の空は、オレンジ色に染まっていた。 映画の後、少し遠回りして歩く帰り道。
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2人並んで歩く帰り道。 肩が時々ぶつかる距離が、やけに心地よかった。
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ジョングクはテヒョンの方を見て笑った。 その笑顔を、テヒョンは一瞬だけ見つめて――
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その瞬間だった。 背後から、エンジン音。 テヒョンは、反射的に振り返った。
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車が、思ったよりもずっと近くにあった。 ブレーキ音は、間に合わない距離。 ジョングクは、まだ気づいていない。 テヒョンの方を見たまま、何も知らずに立っている。 その一瞬で、テヒョンは考えた。 ――助けなきゃ。
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力いっぱい、突き飛ばす。
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視界が揺れる。 地面に倒れた衝撃。 次の瞬間、聞こえたのは―― 自分の名前を呼ぶ、声。
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世界が、遠のいていく。 冷たいアスファルト。 動かない身体。
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目を開けると、滲んだ空と、泣きそうな顔。
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声が、うまく出ない。
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テヒョンは、ゆっくり瞬きをした。
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テヒョンは、ゆっくり瞬きをした。
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ジョングクは、テヒョンの手を強く握った。
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サイレンの音が、近づいてくる。
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テヒョンは少しだけ笑った
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その言葉は、息みたいに軽くて。 それなのに、ジョングクの胸を深く抉った。
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救急隊員が駆け寄り、テヒョンを運び上げる。
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救急車の中。 揺れる天井。 サイレンの音。
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返事がない
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テヒョンの手は、少しずつ冷たくなっていく。
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言葉が、続かない。 救急車は走り続ける。 でも、テヒョンは――もう、戻らなかった。 それから。 夜景を見に行くはずだった場所に、 ジョングクは一人で立っていた。
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隣は空いている。
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答える声は、ない。 あの日、気づいていれば。 あの日、手を引いていれば。 でも、最後に残ったのは―― 自分を守るために差し出された、テヒョンの背中。
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夜景の光が滲んで、見えなくなる。
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もう届かない言葉だけが、 静かな夜に溶けていった。
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