rin
っ、頭痛てぇ…
U20戦が終わり、ブルーロックは一時閉鎖
俺は普通の学生に戻っていた
\ピロン/
rin
あ"?
isg
凛!
isg
ねぇ、無視しないで!?
既読ついてるから分ってるぞ!
既読ついてるから分ってるぞ!
rin
うるさい
既読
isg
相変わらず酷いな…お前
rin
なんの用だ
既読
isg
これから皆でボウリング行くんだけど、凛も来ないかな〜なんて…
rin
俺がYESって言うと思うか?
既読
isg
いや〜、あの、えっと…
rin
散れ
既読
rin
はぁ…
\ピロン/
\ピロン/
\ピロン/
rin
ッるせーな…
潔 世一 を通知OFFにしました
潔 世一 をブロックしました
rin
…
rin
…
ざまあ…笑
rin
(朝飯でも食うか)
つっても昼だったのでとりあえず外で食う
rin
(美味いな)
やっぱり茶漬けは最高
なんとなく道をフラついてたら
来たくない場所に足を運んでいた
どうしてだろうか
いつもの癖で、?
rin
はぁ…
とりあえず、海岸沿いまで行くことにした
ここは海岸沿いの堤防のような場所
ここでよく兄貴…クソ野郎とアイス食ってたっけ
堤防のフェンスを潜り、コンクリートの上に座る
子供の時はなんだかイケナイことをしている様な気持ちだったが、今となってはそうでも無い
頬を擦る潮風
すぐ真下が海で、波の音が鮮明に聴こえる
俺はなんとなく海と空の境目を眺めた
rin
やっぱり、嫌いだ
rin
兄貴なんか
rin
大嫌い…ッ
俺がサッカー以外の道を選んでいたらこんな事にならなかったのだろうか
今はただ、誰からも忘れられたい
兄貴に俺のことを忘れて欲しいし、俺も兄貴のことを忘れたい
俺はなんの理由もなく帰路に着いた
頬につたる雫を見ないふりして